ギャップイヤーとは何かを知りたい人向け。
大学在学中にわざと留年してワーキングホリデービザで海外移住をする学生が増えています。実際に大学3年生から1年留年してNZに来た大学生の話を聞くことができました。
このコラムでは、「ギャップイヤーの意味やメリット・デメリット」が分かります。
そこで、今回は「学生なら知っておきたいギャップイヤーの活用法」をご紹介します。
ギャップイヤーとは
海外留学しても新卒者扱いになるので有効活用すべき考え方。
ギャップイヤーとは、大学入学資格を取得した学生に入学までの期間をGAP(隙間)といわれる時間を与える制度。
主にイギリスの大学などで一般的な制度ですが、その期間に何をするかは学生の自由です。
学生は、海外旅行やボランティア、アルバイトなど好きなことをして過ごしてギャップイヤーを終えると大学に入学します。
ギャップイヤーとはもともと英語では人生の節目の空いた期間(1年とも限らない)を使って旅をするという意味でしたが近年その言葉が普通に使われているオーストラリアや英国、カナダでは・大学入学許可書を持っている高校卒業者が、あえてすぐには大学入学はせず1年間世界を旅し人生経験を積んだ1年後にその大学に入学するという意味と捉えられます。日本での3月卒業から9月入学までの空いた期間を新聞各紙ではギャップタームという言葉を使われていますが英語では使われていません。出典:一般社団法人 ワーキングホリデー協会
ただ、日本では大学在学中に休学をすることも含めてギャップイヤーと呼ぶことが多いです。
ギャップイヤーの過ごし方
ギャップイヤー期間中は学生でも会社員でもないので、特別なことをする義務はありません。自分にできることであれば何をしてもいいのです
ただ、社会人になればわかるのですが、半年や1年など自由にできる期間を持つことは難しくなります。
そのため、有効に期間を過ごしたいのであれば、高校に在学中している間に何をしたいかを見つけておきましょう。
特に、海外留学やワーホリなどで海外生活をしてみるのがおすすめです。
ギャップイヤーのメリット
- 大学を卒業しても新卒者扱いになる
- 何のために大学で勉強するのかを見つめるいい機会になる
- 海外留学やワーホリもOK
ギャップイヤーの一番のメリットは、大学を卒業しても新卒者扱いになること。大学を卒業してから海外留学や海外旅行を長期間してしまうと、第二新卒者扱いになってしまい就職のときに不利になるか不安になります。
その他にも、6ヵ月や1年もあれば海外留学やワーキングホリデーをすることも可能なので、海外で働く機会を得られる可能性もあります。
ギャップイヤーのデメリット
- 大学への費用がかかる場合も
- 社会人経験がないので仕事を見つけるのに不利
- 友達ができにくくなる可能性あり
大学によっては、入学を遅らせる費用として別途費用がかかる場合があります。実際にNZに来た学生は、1年間休学できる代わりに大学に約90万円の費用を支払ったそうです。
さらに、1年留学すると普通は友達もいなくなるので、友達関係も新しく構築しなければいけないかもしれません。
上記の学生は大学3年生が終わった段階で渡航し、帰国後に4年生をすることになっていました。通常なら友達は卒業していますね。
学生なら知っておきたいギャップイヤーまとめ
ギャップイヤーの考え方を使うと、大学卒業後の就職活動に影響されないので高校在学中に計画を立てておくことが大切。大学に進学することと同じように、学校から1年離れることに打ち込めることや、やりたいことを探しておくことが必要です。