【海外移住で証券口座はどうなる?】そのまま?解約?徹底調査

海外移住と証券口座

海外移住しても証券会社の口座はそのまま維持したいな。解約しないといけないのかな

海外赴任や海外永住などで海外移住の予定がある人が気になるのが、日本の証券口座がどうなるのか。

なかには、海外在住者になると日本にある証券口座は解約しないといけないのか疑問に持つ方も。

証券口座の解約は大変なので、そのまま維持できるのでしょうか。

そこで、今回のコラムでは海外移住で証券口座がどうなるかを解説します。

このコラムの著者
みつき

海外移住FP

プロフィール

元ニュージーランド在住者の海外移住FPみつきです。

このブログでは、「海外で、暮らす、楽しむ。」をテーマに海外移住の行政手続き国内準備海外生活hack一時帰国hackをお伝えしています。プロフィールの詳細はコチラへ。

目次

海外移住で証券口座は解約?そのまま維持?

日本の非居住者になると、日本にある証券口座は原則として維持できずに解約するのがルールです。

もともと、日本の銀行口座も国内在住者向けのサービスなので、証券口座でやり取りする銀行口座も利用できないことになりますね。

そのため、海外移住前に証券会社の口座を解約することが基本です。

非居住者に対する主な証券会社の取り扱い

主な証券会社の非居住者の取り扱いは、下記のとおりです。

証券会社非居住者の取り扱い参考リンク
楽天証券原則、不可海外出国の手続き|楽天証券
野村證券原則、不可よくあるご質問(FAQ)|野村證券
SBI証券原則、不可出国(非居住)されるお客さまへ|SBI証券

※詳細は、各証券会社にお問い合わせください。

多くの証券会社では、海外移住における非居住者の証券口座は維持できず、解約になる旨の記載が一般的です。

ただ、海外赴任や海外留学などの一時的な海外渡航であれば、条件付きで口座が維持できることがあります。

その際も、事前に証券会社への連絡が必要です。

海外赴任や海外留学で証券口座はどうなる?

海外赴任や海外留学などの短期間であれば、証券口座は維持できること場合があります。

例えば、楽天証券などでは、下記の記載があります。

出国予定期間手続き
1年未満手続きは不要です。
1年以上 5年未満事前手続きが必要です。
5年以上口座を継続できません。
引用:海外出国の手続き|楽天証券

口座が維持できる期間の目安は、5年以内かどうか。

日本国外で金融商品取引業務を行う許可等を得ていない証券会社がほとんどです。

一般的に日本の非居住者に該当すると、出国期間中の取引や保有できる商品等が制限されます。

さらに、申告が不正があった場合は、自動的に解約させられることも。海外移住の際には、各証券会社で規約を確認することが大切です。

非居住者でも証券口座ができる場合もありますが、基本は海外赴任や海外留学などで、日本に帰国することが前提ですね。

まとめ:海外移住で証券口座は基本解約です

今回のコラムでは「【海外移住で証券口座はどうなる?】そのまま?解約?徹底解説」を紹介しました。

原則として、海外移住で証券口座は住民票を抜いて住民登録を抹消した非居住者は日本の証券口座は維持ができないので解約が必要です。

ただし、海外留学などの短期間の滞在、もしくは海外赴任で5年を目安に帰国される可能性がある場合は、証券口座を維持できる場合もあります。

既に証券口座を持たれている方は、事前に証券会社に問い合わせをしておきましょう。

なお、海外移住でiDecoや積み立てNISAがどうなるかは、下記のコラムを参考にしてくださいね。

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