日本のこたつを海外に持っていく方法や料金を知りたい人向け。


ニュージーランドの冬は意外と寒いので、暖房が欲しくなります。こちらで暖房と言えばオイルヒーターが一般的です。
ただ、やっぱり憧れるのが、日本のこたつ。
海外で日本のコタツを手に入れようにも売られていないし、現地の人に聞いても??が海外の反応です。
そもそも海外仕様のこたつがあってもよさそうなものです。結論としては、こたつを日本から海外に持ち出しました。
では、方法や費用はどうだったのでしょうか?
そこで、今回は「【海外仕様なし!こたつを日本から海外へ】持ち出す方法は?」をご紹介します。
なお、海外に持って行きやすいコタツも紹介します。

電圧対応ができる海外仕様のこたつはある?

調査した結果は、海外仕様・海外対応のこたつは見つかりませんでした。ニーズがないんでしょうか。。。
実は、海外で日本のこたつを使用しようとすると、どうしても電圧の違いが問題になります。
例えば、日本の電圧は100Vですが、ニュージーランドは220~240Vと電圧が違います。もし、間違って使用すると大変なことに。
そのため、電圧の違う電化製品などを使う場合には変圧器が基本的に必要になりますが、変圧器があれば海外仕様や海外対応ではなくても使えそうです。
そこで、変圧器はもともと持っていたので、日本で購入した「こたつ」を航空機の預け入れ荷物でニュージーランドに持っていくことにしました。
こたつを日本から海外に持って行く方法

日本で購入した「こたつ」を航空機の預け入れ荷物で海外に持って行くときの方法は、大きさと重量の2つがポイントです。
「こたつ」の大きさ
預け入れ荷物の制限として、総寸法(縦・横・高さの合計)があります。
一般的な国際線の総寸法は、157cm~160cmまで。
色々なブランドのこたつを調べてみると、預け入れできる大きさに合うのは縦・横が60cm×60cmと75cm×75cmの2つだけでした。
今回、利用したニュージーランド航空は総寸法は158cmまで。
そうなると、自然と持ち込める「こたつ」の大きさが決まってきますね。「75cm平方のこたつ」だと縦横だけで150cmなので高さが8cmの余裕しかありません。
そこで、残る選択肢は「60cm平方のこたつ」になりました。
今回購入した「こたつ」はフラットパネルなので薄型です。
しかし60cm平方というサイズ。実は、1人がやっと入れる大きさなので、足を組むのにも苦労しそうです。
そして、後は高さ。高さがを60㎝平方で残りが37cm以内しかありません。そこで考えたのが、フラットヒーター&折り畳みができる「こたつ」。
調べてみると、高さが約30cmに収まるものがいくつか見つかりました。
こちらは高さを少しだけ調整できます。
「こたつ」の重量
次に考えるのが、重量制限。一般的な国際線の重量制限は、23~30kgです。
ニュージーランド航空は23kgまでなので、それ以内に収まる重量であることが必要です。市販されている「60cm平方のこたつ」の重量を調べてみると、13kg~17Kgが一般的なので重量は問題なさそうです。
また、他の方法としては、海外転送サービスを利用するか自分で発送するかです。
海外転送サービスとは、ネットなどで購入した商品をまとめて転送してくれるサービス。会社の指定した住所に荷物を送るだけで、海外転送料や配送料を支払うと、海外に発送してくれます。
ただ、重量や大きさで料金が高くなること、国・地域によっては電化製品を送れる制限がある、などを考えるとよく事前に送れるかを確認する必要があります。
もし、海外転送サービスを利用して12Kgのこたつをニュージーランドに送った場合には、約2万円以上かかることが分かりました。預け入れ荷物の方がお得ですね。
海外転送サービスについては、別のコラムで紹介しています。

こたつを日本から海外に持って行く費用

今回、日本から海外に持ち込む際にかかった費用は6,000円でした。
意外と安い?と思われた人も多いでしょう。日本のこたつを持ち出すのに、今回は航空機の預け入れ荷物を追加した代金です。
国際線のエコノミークラスに乗り込む場合は、通常はスーツケース1個分のみが航空チケットに組み込まれていることが一般的です。
今回、利用したのはエコノミークラスだったので、追加料金を払って預け入れ荷物を1個追加しました。

こたつを海外に持って行くときの注意点

こたつを海外に持って行くときに注意したいポイントが2つ。電圧・ワット数の違いと税関への申告です。
電圧・ワット数の違い
日本と海外の電圧・ワット数の違いに注意が必要です。日本で使われている電化製品は100V、海外では電圧が異なる場合があります。
例えばニュージーランドは230~240Vになるので変圧器が必要になります。さすがに変圧器不要のこたつは見つかりませんでした。
さらに、電化製品によって使用されるワット数が決まっているので、変圧器もワット数に応じたものが必要です。
一般的な「こたつ」は300W~500Wなので、1000w以上の変圧器が望ましいでしょう。たまたま、最初の海外引越で変圧器を持ち込んでいたので購入せずに済みました。
どのような変圧器があるかは、別コラムで紹介してます。

税関での申告
国外から国内に荷物を持ち込むときは税関に申告が必要な場合があります。特に、大型の荷物については何を持ち込んだかを説明を求められる場合があります。
ニュージーランドの空港に到着して、税関に大型の荷物の中身を聞かれました。
でも、こたつを英語を説明するのは結構大変。困っていると、税関の人が日本人だったらしく、「こたつだね。くすっ」と返答してもらってことなきを得ました。

今回、購入して持って行った日本のこたつ

商品について:フラットヒーターの折れ脚木製こたつ。天板裏全面のパネルで温めるので、温度ムラがなく隅々まで暖まります。ヒーターの出っ張りがないので内部は広々♪普通のローテーブルのよう。ヒーターを気にせず、1年を通してお使いいただけます。折りたたむと厚さ約11.5cm!使わない時はコンパクトに収納できます。天板は表も裏も使えるリバーシブル仕様です。出典:www.amazon.co.jp
商品パッケージの寸法: 60 x 60 x 35.5 cm (実際の総寸法158cm)
発送重量: 12 Kg
実際に使ってみると、足つぎができるので高さは余裕がありますが天板の広さが狭いので1人用ですね。
しかも、ワット数は120w、200W、300Wの3段階なので、オイルヒーターのワット数とそれほど変わらないので電気代も気にせずに使うことができるのが大きな魅力です。
ただ、現在は販売されていない可能性もあるので、「コタツ フラットヒーター」で検索してみましょう。


こたつを海外に持って行く方法と費用まとめ
今回のコラムでは「【海外仕様なし!こたつを日本から海外へ】持ち出す方法は?」をご紹介しました。
海外では日本のこたつは手に入れにくいので、寒い国や寒い季節がある場合はとても恋しくなります。
ただ、日本から航空機の預け入れ荷物で持ち込むことができるので、意外と安い費用で運ぶことができました。
国や地域によってはコタツの持ちこみが制限されている可能性もあるので、不安な方は事前に確認しましょう。
さらに、海外では電圧・ワット数の違いで無理に使用すると故障の原因にもなるので注意が必要です。
