【EMSとDHLの違い】海外転送サービスのセカンドポストで「速さ・料金・追跡方法」を徹底比較

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EMSとDHLの違いを海外転送サービスで比較した内容を知りたい人向けのコラムです。

海外生活をしていると、日本でしか手に入らない食品や雑貨とかあるといつも欲しくなってしまいます。

特に、今は一時帰国も簡単に出来ないので、ネット通販で買い物をして海外配送してもらうかな、と思っている人も多いのではないでしょうか?

そんな海外在住の日本人にとって便利なサービスが、海外転送サービスです。

ただ、海外転送サービスを利用したい人のなかには、国際郵便のEMSがいいのか、DHLのような民間サービスがいいのか悩んでいる人もいると思います。

今回、数多くある海外転送サービスがある中で、評判の高いセカンドポストを利用して2つの配送方法を比較してみました。

このコラムの著者
みつき

海外移住FP

プロフィール

元ニュージーランド在住者の海外移住FPみつきです。

このブログでは、「海外で、暮らす、楽しむ。」をテーマに海外移住の手続き海外生活hack一時帰国hackをお伝えしています。プロフィールの詳細はコチラへ。

みつき
今回、セカンドポスト.netさんのご協力をいただきました。
目次

セカンドポストの海外転送サービスとは

セカンドポスト

公式サイト:http://www.2ndpost.net/

セカンドポストと略していますが、正式なサービス名は「セカンドポスト.net」。国内転送サービスや日本のオンラインショッピングで購入した商品を世界120カ国以上へ海外転送サービスを提供しています。

このサービスの特徴は、数か所の通販サイトから購入した商品をまとめて配送してもらえること。まとめて配送してもらえることで送料を節約することができます。

特に、他の海外転送サービスと比べても転送手数料が安いのが特徴です。

合計重量転送手数料
500gまで
370円
1.0Kgまで
550円
5.0Kgまで
950円
10.0Kgまで
1,950円
20.0Kgまで
2,950円
30.0Kgまで
3,950円

さらに、現在はEMS配送料割引キャンペーンを実施しているので、さらにお得に利用することができるのも大きな魅力です。

通常は国際郵便EMSの利用ですが、EMSの引受停止国|日本郵便へは代替輸送としてDHL又は船便での配送が可能です。

みつき
公式サイトで配送料の見積もりができるよ。

ただ、実際に使ってみないと使い勝手などが分からないと思うので、次にセカンドポストを使った感想をご紹介します。

セカンドポストを使ってEMSとDHLを徹底比較

今回、日本で購入した商品を「国際郵便のEMS」と「民間サービスのDHL」の2つの配送方法でニュージーランドに送ってみました。

実際にセカンドポストの海外転送サービスを利用して、配送日数や料金など気になるポイントを比較をしてみました。

国際郵便のEMSで配送してもらった結果

発送から9日で到着しました!

他の人が利用した時には2~3週間はかかったという意見もありましたが、この社会情勢にしては思っていたより早く到着しました。

現地の郵便サイトで追跡番号を入力すると、ニュージーランドへの到着日などの配送状況が確認できす。

EMS配送で荷物が届いた時の状態がこちらです。箱が一部破れていましたが、表面だけだったので問題はありませんでした。

段ボールの中にクッションが入っているので安心です。

Thank youです。

一つ一つに丁寧に無料でプチプチがつけられていました。配送とは関係ないですが、海外ではプチプチが手に入りくいので使い回しも出来てありがたいと思いました。

今回、国際郵便のEMSを利用して配送した商品は、重量が約1.4Kg

では、気になる配送などにかかった料金は、こちら。

項目名
料金
転送手数料
950円
国際配送料
3,300円
一括転送 手数料
850円
システム利用料
254円
合計
5,384円

EMSの料金表で配送料を確認すると、通常ならニュージーランドまで1.5Kgで3,700円でした。

ただ、セカンドポストではEMS配送料割引キャンペーンを実施しているので、配送料がお得になっています。

速さはEMSの配送は約1~2週間と言われているので、その通りでしたね。この情勢の中で9日間というは意外と配送状況が良くなっているのでしょう。

みつき
EMS配送料割引キャンペーンの詳細は、こちらだよ。

民間サービスDHLで配送してもらった結果

発送から9日で到着しました!

到着前にはメールで到着日のお知らせが届くのは、さすが大手民間サービスのDHL。DHLの配送日数はEMSと同じでした。

EMSとDHLとでは通関方法の違いがあり、一般的には民間サービスのほうが配送日数が短いと言われていますが、現状の状況では単純に比較できないですね。

到着した荷物が、こちら。札幌からご苦労様です。

Thank youです。

プチプチで梱包してもらっていますね。さらにぺーバーで包まれていました。

今回、民間サービスのDHLを利用して配送した荷物は、重量が3.4Kgニュージーランドへは食品は送ることができなかったので、雑貨のみになっています。

では、気になる配送などにかかった料金は、こちら。

項目名
料金
転送手数料
950円
国際配送料
5,900円
システム利用料
342円
合計
7,192円

公式サイト配送料を確認するとニュージーランドまでBOXのサイズによりますが。3.5Kgで約24,000円に加えてサーチャージがかかることになっています。

ただ、セカンドポストではDHLでも特別料金が適用されているので、通常より格安で送ることができました

それを考えるとすごくお得ですが、事前に公式サイトから料金を問い合わせるのがおすすめです。

やはり、DHLに限らず大手民間サービスは、どうしても配送料が高くなりがちですが、追跡サービスが安心できるので確実に荷物を届けて欲しいと思うなら利用する価値がありますね。

さらに、ニュージーランドへは食品が送れないので注意が必要です。こちらは事前に海外配送サービスの会社に確認したほうがよさそうですね。

EMSとDHLを利用した時の比較一覧

海外転送サービスのセカンドポストを利用したEMSとDHL2つのサービスを比較してみました。

ただし、日本からニュージーランドへの配送なので、国や地域によって条件が変わる可能性があります。

国際郵便EMS
  1. 発送から9日で到着
  2. 重量1.4Kg
  3. 配送料3,330円
  4. 総合計4,534円※1
  5. 追跡サービス:現地国の郵便サイトで追跡可
  6. 保険あり
  7. 食品が送れる
民間サービスDHL
  1. 発送から9日で到着
  2. 重量3.4Kg
  3. 配送料5,900円
  4. 総合計7,192円
  5. 追跡サービスあり
  6. 保険なし※2
  7. 食品が送れない

※1.DHLでは利用しなかったEMSにかかった一括転送手数料を除く。
※2.損害賠償保険を付帯する場合は、2,500円または内容申告額の1.2%、いずれか高い方で可能。

結論としては、EMSとDHLでも配送日数は同じ、重量は異なりますが同じ重量と考えると料金差はそれほど変わりませんでした

国や地域などによりますが、DHLではニュージーランへは食品が送れなかったので事前に配送制限を確認しておく必要がありますね。

次に、セカンドポストの海外転送サービスを実際に利用してみて感じたメリットとデメリットをご紹介しましょう。

セカンドポストの3つのメリット

海外転送サービスの中でもセカンドポスト.netを利用する際のメリットは、以下のとおりです。

  • 1.転送手数料や海外配送料が安い
  • 2.到着した荷物ごとの重量が掲載されている
  • 3.荷物転送や配送指示がネット上で完結する

1.転送手数料や海外配送料がとにかく安い

海外転送サービスを利用する際の一般的な手数料は、「転送手数料」と「海外配送料」です。転送手数料が安く、特に1Kg以上になれば他のサービスと差がはっきり出るのが分かります。さらに、配送料キャンペーンがお得です。

2.到着した荷物ごとの重量が掲載されている

海外転送サービスを利用するにあたって荷物の重量がどのくらいなるか分からないということでしょう。その点、配送された荷物ごとに重量が記載されているので、おおよその総重量が分かりやすくなっています。

3.荷物転送や配送指示がネット上で完結する

セカンドポストnetを利用して一番便利だと思ったのが、すべて会員ページで完結すること。

ただ、今回はDHLも利用したので会社と連絡を取りましたが、メールでの返答も早くて安心することができました。

みつき
メールで問い合わせもできるので安心だよ。

セカンドポストの3つのデメリット

もちろん、セカンドポストを利用する際のデメリットもあります。デメリットは、以下のとおりです。

  • 1.北海道に会社があるので送料が高くなる
  • 2.荷物をまとめると手数料がかかる
  • 3.システム利用料がかかる

1.北海道に会社があるので送料が高くなる

ショッピングサイトで購入した商品の配送先が北海道になるので、地域によっては送料が高くなる可能性があります。

ただ、サイトによっては送料が無料になる条件があるので、上手に活用するのがコツです。

2.荷物をまとめると手数料がかかる

荷物をまとめて配送したい場合に便利なのが、おまとめサービス。

利用するには1Kgまで500円/30Kgまで850円がかかりますが、何個まとめても同じ料金で済みます。

ただ、プチプチで1個ずつ丁寧に梱包されていたので安心でした。

3.システム利用料がかかる

セカンドポストでは決済時に5%の手数料がかかります。転送配送料と配送料に対しての5%なので、今回利用したDHLなら342円で済みました。

決済画面で金額が表示されるので確認しておきましょう。

みつき
今回は配送料が安くなっていたので、手数料と比較したらお得だったよ。

セカンドポストの使い方【手順付き】

セカンドポストでは、すべて会員ページで処理が済むのでとても簡単です。具体的な手順は以下のとおりです。

STEP
セカンドポスト.netに会員登録

通販サイトで買い物をする前に、公式サイトで会員登録をしておきます。パスポートなどの身分証明書を用意しておきましょう。

STEP
通販サイトで買い物

会員登録に表示される住所あてに配送先を指定します。

STEP
到着荷物の内容確認

商品が指定の住所に届いたら、内容を確認して保険の有無など指示します。

STEP
配送方法の選択

内容が確認できたら配送の種類や保険を追加するかを選択します。

STEP
送料の支払い

送料などの料金が提示されるのでクレジットカードかPaypalで支払います。

STEP
荷物の受け取り

セカンドポスト.netから配送されると、追跡番号が記載されたメールが届きます。

荷物が到着する日数は国や地域によっても異なりますが、EMSであれば通常は上記のように1~2週間で到着します。

セカンドポストでは、会員画面で追跡サービスを確認できます。予想よりも届かない場合はチェックしましょう。

みつき
会員画面が気になる人はデモ画面が見れるよ。

ただ、海外転送サービスを利用したいけど不安だと思っている人のために、実際に利用して気になった疑問をセカンドポスト.netの担当者に聞いてみました!

セカンドポストの担当者に質問してみた!

海外転送サービスを利用するにあたって気になった疑問をセカンドポスト.netの担当者に聞いてみました。

Q1.海外に配送できないかどうかに迷ったら?

決まった禁制品以外は、配送国により送れないモノが違います。衣類や書籍等は各国配送に特に問題ありませんが、その他でこれは送れるの?というもがありましたら、迷わずカスタマサポートへお問合せください。
みつき
モバイルバッテリーを海外に送るのかとか、悩んだら相談できると安心だね。

Q2.海外に配送できないモノ物を御社に送ってしまったら?

送れないモノが判明しましたら、マイページに個別に反映しまして、日本国内のご親族宅などへの転送手配が可能な状態にします。
みつき
選別してくれるのはありがたいね。

Q3.どのようなモノに関税はかかりますか?

関税は、荷物の種類・内容品の申請価格によって、 かかる可能性はあります。関税の有無・関税率ともに、配送国によって異なります。なお、関税は転送料金には含まれておりません。荷物の受取の際に、お客様にお支払いいただきますので、ご注意ください。
みつき
関税がかかった場合は現地国の税関から連絡が届いて支払うと配送される仕組みが普通だよ。

Q4.不要なカタログや資材等を破棄してもらえますか?

はい、可能です。海外発送サービスのすべての梱包で補強・軽量化は無償対応しております。ご要望がありましたら、お荷物の転送依頼の際にご依頼ください。
みつき
コレ大事なポイント!パンフレットの量が多いお店もあるからね。

Q5.荷物の個数が増えたら転送手数料は増えますか?

セカンドポストではお荷物一括手数料1kgまで500円、30kgまで850円のプランがあります。お荷物の個数が何個になってもおまとめ手数料は上がりません。お荷物の個数を気にせず日本のECサイトでショッピングが可能です。
みつき
同じAmazonから買っても配送会社が違うことがあるので安心だね。

Q6.中古のノートパソコンを送りたい場合、補強など再梱包は対応してもらえますか?

対応は可能です。特に梱包方法にご指定がない場合、お荷物の補強は無償で対応しております。セカンドポストでは海外発送サービスを開始して10年が経ちますが、ノートパソコンの亡失や破損など輸送事故は一度もありません。ノートパソコンの梱包方法はこちらをご参照ください。
みつき
海外でノートパソコンを買うと高いから日本から中古を配送してもらうと安く済む場合もあるよね。

セカンドポストでEMSとDHLの海外転送比較まとめ

今回のコラムでは、「【EMSとDHLの違い】海外転送サービスのセカンドポストで「速さ・料金・追跡方法」を徹底比較」を紹介しました。

実際に海外転送サービスを利用するのは不安がありましたが、意外と簡単でした。特にセカンドポストではネット上で完結するので便利でした。

EMSとDHLの比較をするために2つの方法を利用してみましたが、個人で利用するなら料金が高いDHLなどの民間サービスを使うメリットは少ないでしょう。

ただ、現在はEMSが配送不可な国や地域があるので、そこはDHLなど民間サービスを利用するしかありません。

その場合でも、個人でDHLなどの民間サービスを利用して送るより、海外転送サービスなら配送料が通常と比べて安くなるのでお得ですね。

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