40代で海外で働くのにワーキングホリデーが使えるか知りたい人向けです。

40歳の年齢でも海外で働ける方法はあるのかな。ワーキングホリデーは使えるのでしょうか。
一般的に海外で働く上で必要になるのが、労働者査証(ワークビザ)です。
ただ、ワークビザを取得するには現地の会社からサポートを受ける必要があるので、簡単ではありません。
そうなると、活用したいと思うのが、ワーキングホリデービザです。ただ、40代でもワーキングホリデービザを取得することができるのでしょうか。
そこで、このコラムでは40代で海外で働くためのビザ取得方法を紹介します。
40代でワーキングホリデーは使える?

残念ながら、ワーキングホリデーは40代では使うことができません。
ワーキングホリデーの年齢制限は35歳?
一部、オーストラリアではワーキングホリデーができる年齢を35歳まで延長する案が出ていましたが、それでも実現していませんね。
ワーキングホリデーの年齢制限なし?
現在のところ、ワーキングホリデーが使える年齢制限なしの国はありません。原則として30歳となっています(正確には31歳の誕生日までの入国)。
そのため、ワーキングホリデーは40歳や50歳までなど誤解されることがありますが、利用できません。
それは国や地域によっては、ワーホリは貴重な労働力の一部とみなされているので、低賃金でも働いてくれる体力がある年代を求めるからともいえます。
では、どうやって40代で海外移住するために現地で働くワークビザを取得すればいいのでしょうか。考えられる方法を次に紹介します。
40代が海外で働くために必要なビザ

40代ではワーキングホリデーが使えないので、他のビザを取得することが必要になります。
そのビザは、下記のとおりです。但し、国や地域によってビザのシステムや名称が異なるので、希望国の状況を確認しましょう。
- ワークビザ
- パートナーシップビザ
- 学生ビザ→ワークビザ
ワークビザ
ワークビザは、現地国の会社からサポートして出してもらうビザです。但し、いきなり外国人にビザをサポートすることは、実績や技術がないと難しいといえるでしょう。
それでも、海外在住の日本人経営者がビザをサポートしてくれる可能性もあるので、現状のスキルなどが活かせるのであれば、日系の起業にアプローチするのも方法のひとつです。
その他に日本語教師など、日本人を活かした職種であればワークビザをサポートしてもらえる可能性があります。
関連サイト:にほんのことば
パートナーシップビザ
パートナーシップビザは配偶者ビザとも呼ばれ、いわゆる結婚を前提としたビザです。結婚をしてもしていなくても関係性が証明できれば発給してもらえる可能性があります。
ただ、こちらも相手を見つける必要がありますし、結婚していない場合には関係性の証明も必要になるので、すぐにというわけにはいかないでしょう。
学生ビザ→ワークビザ
もし何もツテやコネクションがない場合、40代で海外で働きたいと考えているなら、学生ビザで留学してから卒業後にワークビザにつなげるのが一番可能性が高いといえます。
例えば、ニュージーランドでは指定されたシェフの学校で規定年数を就学すれば、ポストグラデュエ―ションビザ(卒業後ビザ)が発給されます。
その期間限定のビザを使って、会社に就職して、その会社からワークビザをサポートしてもらうことも可能です。ただ、学生の間はアルバイトができると言っても制限があるので、現地での生活費なども必要になります。
ただ、このようなシステムが就職したい国や地域にあるかどうかは分かりません。事前に確認しましょう。
40代で海外で働くなら起業する方法も

現地国の会社に就職せずに、いきなり起業する方法もあります。一般的には起業家ビザとも呼ばれるビザです。
40代ともなれば資金やスキルなど、海外で働く意欲があれば現地国で起業することも視野に入る方もいらっしゃるでしょう。
例えば、現地国のフランチャイズに加盟して、海外で起業されている方もいます。もちろん簡単ではないですが、そういう方法もあるということです。
ワーキングホリデーのよくある質問

- ワーキングホリデーの資金はいくらですか?
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費用は渡航先や目的によって変わりますが、一般的に約100万円前後が多いようです。
- ワーキングホリデーは何歳まで行けますか?
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原則31歳の誕生日までなので、なかには30歳のギリホリで渡航される方もいます。ただ、ワーホリは人生で各国1回のみなので、渡航先選びは慎重に行いましょう。
- ワーホリに必要な英語力はどのくらい?
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TOEICで400点ぐらいからとお伝えしてます。英検なら準二級、高校レベルですね。ただ、ワーホリに英語力があることに越したことはありません。
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まとめ
今回のコラムでは「」を紹介しました。
40代で海外で働くためにワーキングホリデーは使うことはできません。そのため、下記のようなビザ取得する必要があります。
- ワークビザ
- パートナーシップビザ
- 学生ビザ→ワークビザ
現地国の会社からワークビザをサポートしてもらうのが一番ですが、それほど簡単ではありません。パートナーシップビザも同様です。
そのため、40代で海外で働こうと考えている方であれば、まずは現地国の学生になってワークビザにつなげるのが一番可能性が高いといえるでしょう。
その他にも、いきなり海外で起業する方法もありますね。
但し、ビザのシステムが現地国によって様々なので、海外で働きたいと思っている方は事前にビザの発給条件や可能性を検討しましょう。
なお、ワーキングホリデーはやめた方がいいと言われる理由は、下記のコラムでもお伝えしています。
