
30代や40代、50代でも海外移住の方法は知りたいな。ワーキングホリデーは使えるのかな
30代や40代、50代でも海外移住をしてみたいという方は結構いらっしゃいます。
実は私も30代後半で海外移住を経験できたので、意外とできるというのが本当です。
ただ、問題になるのが、現地で働くことができる労働者査証(ワークビザ)が取れるかどうかです。
そうなると、30代や40代、50代でもワーキングホリデーは利用できるのかな?と疑問に思う人も。
そこで、このコラムでは30代や40代、50代からの海外移住の方法を紹介します。
30代・40代・50代でワーホリ使える?

ワーキングホリデーが使えるのは、原則として30歳です。
なので、基本的に30代や40代・50代ではワーホリは使うことができません。
一部、オーストラリアではワーキングホリデーができる年齢を35歳まで延長する案が出ていましたが、まだ実現していないようです。
実は、60歳以降であれば年金がもらえる年齢であれば、高齢者ビザ(リタイヤメントビザ)が取得できる可能性があります。
原則として働くことはできませんが、長期の海外生活ができる特別なビザです。
とはいえ、30代や40代、50代では基本的に退職者ビザは使えないので、別の方法でビザを取得する必要があります。
30代や40代、50代の海外移住のビザ

30代や40代、50代の海外移住の方法は、現地国で働くことができるビザをどのように取得するかが重要です。
一般的な海外で働くことができるビザは、下記のとおりです。
- 就労ビザ(ワークビザ)を取る
- パートナーシップビザを取る
- 学生ビザ→ワークビザに変える
就労ビザ(ワークビザ)を取る
ワークビザは、現地国の会社からサポートして出してもらう就労ビザです。
但し、いきなり外国人にビザをサポートすることは、実績や技術がないと難しいといえるでしょう。
それでも、現状のスキルなどが活かせるのであれば、日系の起業にアプローチするのも方法のひとつです。
その他に日本語教師など、日本人を活かした職種であればワークビザをサポートしてもらえる可能性があります。
関連サイト:にほんのことば
パートナーシップビザを取る
パートナーシップビザは配偶者ビザとも呼ばれ、いわゆる結婚を前提としたビザです。
結婚をしてもしていなくても関係性が証明できれば発給してもらえる可能性があります。
ただ、こちらも相手を見つける必要がありますし、結婚していない場合には関係性の証明も必要になるので、すぐにというわけにはいかないでしょう。
学生ビザ→ワークビザに変える
もし何もツテやコネクションがない場合、学生ビザで留学してから卒業後にワークビザにつなげるのが一番可能性が高いといえます。
例えば、ニュージーランドでは指定されたシェフの学校で規定年数を就学すれば、ポストグラデュエ―ションビザ(卒業後ビザ)が発給されます。
その期間限定のビザを使って、会社に就職して、その会社からワークビザをサポートしてもらうことも可能です。
ただ、学生の間はアルバイトができると言っても制限があるので、現地での生活費なども必要になります。

ただ、このようなビザの制度が現地国にあるかどうかは分かりません。事前に確認しましょう。
海外で働くなら現地で起業する方法も

現地国の会社に就職せずに、いきなり起業する方法もあります。一般的には起業家ビザとも呼ばれるビザです。
40代ともなれば資金やスキルなど、海外で働く意欲があれば現地国で起業することも視野に入る方もいらっしゃるでしょう。
例えば、現地国のフランチャイズに加盟して、海外で起業されている方もいます。もちろん簡単ではないですが、そういう方法もあるということです。
30代後半で海外移住できた私の体験談

参考になるかは分かりませんが、実際に30代後半で海外移住ができた私の体験談を紹介します。
もともと海外生活に憧れたいたのですが、問題は30歳を過ぎているのでワーキングホリデーは使えないこと。
なので、まずは配偶者が先に移住国で専門学校に入学して学生ビザ(その時はシェフ)を取得しました。卒業までに1年かかっています。
その後、卒業ビザと呼ばれるグラデュエートビザを取得して、私が配偶者ビザを取得しました。その後、無事に配偶者ビザからワークビザに切り替えました。
上記のように段階を踏んでビザを取得しないと30代以降でワークビザを取得するのは、スキルなどがない場合はかなり困難です。
もし、30代・40代・50代で海外移住を計画している方は、働くことができるビザをどのように取得するかをよく検討しましょう。
30代・40代・50代で海外移住まとめ
今回のコラムでは「【30代・40代・50代で海外移住】ワーキングホリデーは使える?現地で働くビザの取り方」を紹介しました。
結論は、30代・40代・50代でワーキングホリデーは利用できないので、海外移住して海外で働くことができる下記のようなビザ取得する必要があります。
- ワークビザ
- パートナーシップビザ
- 学生ビザ→ワークビザ
現地国の会社からワークビザをサポートしてもらうのが一番ですが、それほど簡単ではありません。パートナーシップビザも同様です。
そのため、まずは現地国で学生になってワークビザにつなげるのが一番可能性が高いといえるでしょう。
但し、ビザのシステムが現地国によって様々なので、海外で働きたいと思っている方は事前にビザの発給条件や可能性を検討しましょう。