30代後半や40代で海外移住を計画している人向け。
30代後半や40代で海外移住と聞くと何か特別なスキルがあったり、英語力があったりしないと無理!と思われがちです。
確かに特別なスキルなどがあれば移住しやすいですが、必ずしも全員がそのような立場とは限りません。
実際に私は30代後半でニュージーランドに移住して、現在で7年目になります。では、30代で海外移住をするために知っておくべきことはあるのでしょうか。
まだ30歳であればワーキングホリデービザをギリギリ取得できる可能性がありますが、30代後半や40代ではそういう方法は難しいでしょう。
では、どのようにして30代後半や40代で海外移住を目指せばいいのでしょうか?
そこで、今回は「【31歳以上限定】30代後半や40代で海外移住をする方法とは?」をご紹介します。
タップできる目次
【31歳未満限定】ワーキングホリデービザを有効に利用する方法
31歳以下であればワーホリビザ使って、国や地域は限定されますが、移住後すぐに海外で就職することもできます。
ワーホリビザは一般的なワークビザと違って、決まった会社に制限されずに自由に職場を選ぶことができます。
これが31歳以上になるとワーホリビザを使うことができないので、セカンドライフなどでもなければなんとかして自分で仕事を見つけることが必要になります。
ポイントは、海外で働くことができるワークビザの取得をどうするかです。
【31歳以上限定】30代後半や40代で海外移住をする方法
結論は30代後半や40代で海外移住を目指すには、以下の方法が考えられます。
- 1.現地の学校を卒業する
- 2.現地の日本企業に就職する
- 3.パートナーと協力する
1.現地の学校を卒業する
30代後半や40代で海外移住を目指すのであれば、確実性が高いのが現地の学校に通うことです。
学校と行っても専門学校から大学までと幅広いですが、ポイントは卒業後にワークビザを取得できる可能性があるか、さらに卒業後に仕事が見つかりやすいかが重要です。
例えば、ニュージーランドでは一定レベルの学校を卒業するとオープンワークビザというのものを取得できます。
このオープンワークビザは学んだスキルによって1年や3年間をどの会社でも労働できる機会を与えられるものです。なので、現地の学校を卒業して、さらに関連する会社に就職するという流れになります。
現地国に必要とされる内容を学ぶことが必要なため、ビザ情報や現地の就職状況をよく調べておくことが重要です。
ただ、いきなり現地の学校に通うといってもハードルが高い場合には、やはり日本で就職するのと同様に何か専門的なスキルや経験を身につける必要があります。
一般的に有利とされているのが、ITスキル。ただ、ITスキルといっても幅があるのと、必ずしも就職ができると限りません。もちろん、英語力も必須です。
2.現地の日本企業に就職する
現地の日本企業が求人を出していれば応募するというのも方法のひとつです。何故かというと、30代や40代には海外移住をする人は極端に減るため。
多くの場合は20代から海外生活を経験して30代や40代になった人が中心になるので、日本の働き方やスキルを持っていない可能性があるからです。
特に管理職と言われる立場の年代がどうしても少なくなるため、日本で管理職の経験がある人などが有利に働く可能性があります。
但し、企業からワークビザを海外から申請してもらう必要があるので、簡単ではないと言えます。
3.パートナーと協力して海外移住を目指す
本人が30代後半や40代であったとしても、配偶者やパートナーがワーキングホリデーを使えたり、学校に通うことができるなら協力する方法もあります。
流れとしては、パートナーが現地の学校に通って卒業してワークビザを取得する。その後、パートナービザを申請して、本人が渡航するという方法。
例えば、ニュージーランドでは必ずしも結婚している必要はありません。そのため、現地でパートナーを見つけて、パートナーからパートナービザを協力してもらうことも可能です。
【体験談】私が30代後半で海外移住ができた理由
私の場合は、パートナーと協力して海外移住を目指す、を選択しました。理由は、私が現地の学校を卒業するよりもパートナーのほうが可能性が高かったためです。
私より先にパートナーが現地にあるシェフの学校を卒業してもらい1年間のオープンワークビザをもらいました。その後、そのオープンワークビザのパートナービザを私が取得しました。
現地に渡航して運よく仕事を見つけて、オープンワークビザからワークビザを取得することができました。
その後、私のワークビザから逆にパートナーのパートナービザを取得しています。
この時点で海外移住を計画してから約2年以上が経過しています。海外移住で一番大切なのが実際的にビザです。
まず、海外移住をしたい国や地域のビザをどのように取得方法するのかを調べることが大切です。
30代後半や40代から海外移住をするメリット
30代で海外移住する大きなメリットは、貯蓄があることが大きいかもしれません。個人差はありますが、30代だと働き始めてから10年以上お金を貯めることができます。
貯蓄があると仕事探しで焦ることも少なくなりますし、専門学校に通うこともできるかもしれません。
これが、若いときに海外移住をすると給与が安い国によっては貯蓄があまりできないことが多いのが一般的です。
ニュージーランドで最初に仕事を就くと、よほどスキルや経験がいる仕事でなければ、最低時給からスタートということもほとんどです。
逆に言うと、30代や40代で海外移住をすることはリスクが高いので、20代はいるけれど30代が少ないということもいえます。管理職とはいかないまでも、若い年代をまとめる役割が必要とされていることは事実です。これも30代が海外移住をする大きなメリットになります。
まとめ
今回のコラムでは「」をご紹介しました。
30代や40代で海外移住する場合は海外移住を断念して日本に帰国する可能性も視野に入れておく必要があります。
日本の帰国した時に仕事があるのかどうか、これは20代で帰国する場合と比べて格段にリスクが高くなります。
逆に言えば、日本で仕事が見つかる可能性がないのに30代で海外移住を希望するのはリスクが高いとも言えますね。