海外に荷物を発送する方法を知りたい人向けです。


海外在住者にとって待ち遠しいのが、日本からの援助物資。食品や日用品などを送ってもらうと助かりますよね。
海外に住んでいる子どもや家族に荷物を発送するには、郵便局から発送する方法が一般的です。
EMS | AIR(航空便) | SAL | 船便 | DHL・FedExなど | |
---|---|---|---|---|---|
お届け日数 | 約2~4日 | 約3~7日 | 約7日~14日 | 約1ヶ月~3ヶ月 | 約1日~4日(最速) |
料金 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎(最安) | △ |
補償サービス | 〇 | △(オプション) | △(オプション) | △(オプション) | ◎(安心) |
追跡サービス | 〇 | △(書留が必要) | △(書留が必要) | △(書留が必要) | ◎(安全) |
ただ、郵便局から発送するといっても発送方法が多いので、どの方法を選んだらいいのか分からない人も多いはず。
そこで、今回は「【保存版】海外に荷物を送るならコレ!5つの基本の海外配送」をご紹介します。
海外に荷物を送る方法には何があるの?

日本から海外に荷物を送る方法は、以下の5つです。方法によって、お届け日数や料金、補償サービス、追跡サービスの有無が違っています。
これから5つの発送方法を詳しく紹介していきます。
EMS(国際スピード郵便)
EMS(国際スピード郵便)とは、世界120以上の国・地域に30kgまでの書類や荷物を送ることができる基本の発送方法です。
特に海外在住者が日本の書類などを早く確実に届けるために使うことが多いのがEMS。
その特徴は、航空便なので通常のお届け日数が約2~4日と短いことと重量の幅が小刻みで料金が違うことです。
例えば、無犯罪証明書や戸籍謄本など個人のプライバシーにかかわる書類なら紛失などが心配になりますよね。その場合は、追跡サービスがあるので安心です。

AIR(航空便)
航空便とは、飛行機で輸送するためにお届け日数が約3~7日程で届けられ、EMSより多くの国に対応しているのが特徴です。
料金もEMSと比べると料金は高くなるので、基本はEMS(国際スピード郵便)か下記で説明するSALを使うのがおすすめ。

SAL(エコノミー航空便)
SAL(エコノミー航空便)とは、通常のお届けが約7日~14日とEMSや航空便と比べると日数がかかりますが、料金が安い発送方法です。
特に、重量が大きくなるにつれて料金もEMSや航空便と比べて料金差が大きくなるので、急ぐ必要がなく重量のある荷物を送る場合におすすめ。

船便
船便は、その名のとおり船で輸送する発送方法です。船で輸送するので、お届け日数が約1~3ヶ月と一番遅い配送方法です。
その分、料金が他の発送方法と比べると格段に安いので、数か月かかってもいいから荷物を送りたい人におすすめ。
但し、ニュージーランドのように日本からの船便を受け付けていない国・地域があるので事前の確認が必要です。

海外配送の民間業者
最後に紹介するのが、荷物の輸送に関して専門にしている業者です。大手では、DHL/FedEX/UPLなどがあります。
専門業者の特徴は、お届け日が1日~3日と最速であること。
さらに、取り扱いの国・地域が多い上に業者間でやり取りしているので、30Kg以上の荷物も送ることができ、追跡サービスも確実であることです。
郵便局で発送する場合は、日本の郵便局から現地国の郵便局に発送されるため、現地国の郵便事情に大きく左右されます。
その点、同じ業者間であれば、より安全に配送が可能になります。但し、料金が高くなるデメリットもあります。

海外に荷物を発送する時のポイント

海外に荷物を発送する時のポイントは、下記のとおりです。
補償サービス
EMS(国際スピード郵便)については、2万円まで自動的に補償され、2万円以上は最大200万円まで追加料金を支払うことで補償されます。
EMS以外の航空便やSAL、船便にはオプションで保険をつけることができます。保険金額は最大200万円までとEMSと同じで、荷物によって2Kgまで+400円又は+460円、2Kg以上は補償金額によって+50円が必要になります。
参考サイト:商品・サービス(保険付)
追跡サービス
EMS(国際スピード郵便)は国・地域によっては出来ない場合もありますが、基本は追跡サービスがあります。専門業者も追跡サービスがありますね。
ただ、EMS以外の航空便やSAL・船便には追跡サービスをつけるには「書留オプション」を発送するものによっては利用する必要があります。
書類や手紙などは書留オプションで必要で、一般的な小包は追跡サービスが利用できます。それぞれ送るモノによって追跡サービスがつくがどうかが違うので注意しましょう。
もし、書留オプションを利用するには、料金が通常料金に加えて410円が必要になります。
なので、書類などを送る場合は、EMS(国際スピード郵便)とどちらを利用するかを書留オプション料金も考慮して決める必要がありますね。
EMS・航空便・SAL・船便の料金比較
海外に荷物を発送するのに気になるのが、発送方法による料金の違いでしょうか。ニュージーランドを例にしてどのくらい料金差があるかを紹介します。
【条件1】1Kgの荷物をニュージーランドに発送する場合
EMS | 2,900円 | EMSとの料金差 |
---|---|---|
航空便 | 3,350円 | +450円 |
SAL | 2,700円 | 200円 |
船便(現在は廃止) | 1,800円 | 1,100円 |
【条件2】5Kgの荷物をニュージーランドに発送する場合
EMS | 8,700円 | EMSとの料金差 |
---|---|---|
航空便 | 10,150円 | +1,450円 |
SAL | 7,300円 | 1,400円 |
船便(現在は廃止) | 4,000円 | 4,700円 |
荷物の重量によって料金の幅が異なりますが、重量が大きくなるにつれて料金の差が大きくなるのがポイントです。
特に、船便はEMSやSALと比べて半額近くの料金にもなるので、お届け日に余裕があり、長期滞在している人にはおすすめです。
国際郵便を利用するための簡単リンク
国際郵便についてのリンクをまとめました。
・お届けできない国・地域一覧
・料金・日数を調べる
・送れるもの・送れないもの
・発送方法の比較
5つの基本の海外発送の方法まとめ
今回のコラムでは「【保存版】海外に荷物を送るならコレ!5つの基本の海外配送」をご紹介しました。
一般的には郵便局の国際郵便がよく利用されていますが、出来るだけ早く確実に届けたいなら専門業者を使う方法もあります。
ただ、専門業者は料金が高く、サイトも使いずらいというデメリットもあるので、まずは国際郵便を検討してみることをおすすめします。
なかでも、EMS(国際スピード郵便)は海外在住者がよく利用するサービスなので、万が一の補償サービスや追跡サービスの有無を確認しておきましょう。
