海外に送れないものを知りたい人向けです。


海外に荷物を送る場合や海外転送サービスを利用する場合に、意外と海外配送ができないもの(禁制品)に引っかかることがあります。
一般的な危ないものは送れないのは分かるけど、どうしてコレが?というものもあります。
もし、間違って送ってしまうと現地国でトラブルの原因になったり、海外転送サービスで止められてしまうことなるかもしれません。
では、どういったモノが禁制品にあたるのでしょうか?
そこで、今回は「【海外に送れないもの】国際郵便で海外発送NGな禁制品とは」をご紹介します。
国際郵便で海外に送れない禁制品とは

航空輸送は、航空機と空港施設を使用することから、各国の航空法、航空施行例や国際航空運送協定(IATA協定)等により厳しく規定されています。
例えば、ライターや花火、ペイント、バッテリー、電池(一部除く)などの物品名がリストアップされています。
特に、iPod Airなどのワイヤレスイヤホンには充電バッテリーが付属しているので、海外配送ができないので注意しましょう。
ただ、危険なものはイメージがしやすいのですが、なぜコレが送れないの?といったものあるので、次に紹介していきます。

コレも?海外に送れない意外なもの10選
海外発送が出来ない意外なものは、以下のとおりです。
あくまでも個人で調査した範囲であるため、配送が可能な場合があります。最終的には郵便局や発送業者に確認してください。
- ヘアスプレー・白髪染め※1
- 日焼け止め※1・制汗剤
- アロマオイル※2
- 消臭剤・ルームフレグランス
- 育毛剤・ヘアトニック※1
- 香水・マニュキア
- 接着剤
- モバイルバッテリー
- 電子タバコ
- 充電機能ケース付きワイヤレスイヤホン(AirPods等)
※1.国際郵便:アルコール濃度24%を超えるもの
※2.国際郵便:引火点61℃以下
基本的にスプレータイプ(高圧ガス・可燃性ガスを含む)ではない事が基本です。
アルコール濃度24%を超えないものは海外配送ができる可能性があり、担当者が知らなかったり、海外転送サービス会社が禁止品に指定している場合があります。
リチウム電池については単体では配送ができませんが、機器に内蔵されているものは配送ができる場合があります。アルカリ電池やマンガン電池は要確認です。
もし、1つの箱に別々に本体と電池が梱包されていたり、取り外しができる場合は電池だけを抜いて送るといった方法も検討しましょう。
海外に送れるかどうか国によって違うもの
国や地域によっては配送ができない物品がありますが、代表的なものは以下などがあります。
- 牛肉の入ったレトルトカレー
- 卵入りのカップラーメン
- のりたま
牛肉の入ったレトルトカレー
レトルトカレーにもよりますが、なかに牛肉が入っていると海外配送ができない場合があります。箱に牛の絵が描かれていた物だけ抜き取られた跡があったという話も。
卵入りのカップラーメン
カップラーメンに卵の絵が描かれていたり、中に入っている小さい卵が税関で止められる原因になることがあります。
のりたま
同じく、ふりかけののりたまも同様ですね。
そこまで厳しくしなくてもいいのに、と思われるかもしれませんが、日本が結構ゆるくて海外では厳しいのが基本です。
特に、上記のような物は気づきにくいので注意が必要ですね。
郵便局で送る場合(国際郵便)と国際配送(国際運輸会社など)では取り扱いのルールが異なることがあります。
参考サイト:国・地域別情報(国際郵便条件表)|日本郵便
海外発送が出来なさそうで出来る意外なもの
- 使い捨てカイロ(HAND WARMER)
- ノートパソコンなどリチウムイオン電池内臓の製品
使い捨てカイロ(HAND WARMER)
使い捨てカイロは発熱性があるために海外配送ができなさそうですが、国際郵便では使いすてカイロを販売する事業者によっては発送が可能です。
参考サイト:国際郵便による郵送が可能な使いすてカイロを販売する事業者一覧|日本郵便
パソコンなどリチウムイオン電池内臓の製品
パソコンなどにはリチウムイオン電池内臓の製品ですが、一部の国や地域を除けば海外配送が可能です。
但し、国際配送の会社によっては配送が出来ない場合があります(ヤマト運輸の国際宅急便など)。
さらに、現地国の税関によってはPC内のセキュリティ検査が実施されることがあります(実際にニュージーランドへPCを送った際にバイオセキュリティ代がかかりました)。
参考サイト:国際郵便によるリチウム電池の郵送条件|日本郵便
国際郵便で送れない禁制品まとめ
今回のコラムでは、「【海外に送れないもの】国際郵便で海外発送NGな禁制品とは」をご紹介しました。
明らかに海外には送れないでしょ、というものは分かると思うのですが、意外と送れないものも結構あります。
普通は郵便局などでは局員が中身をチェックしてアドバイスをしてくれることが多いですが、海外転送サービスを利用している場合には注意が必要です。
日本の拠点に送ってみたものの海外に配送できずに、国内転送などをしないといけない羽目にもなります。
海外に送ることができない禁制品の種類を覚えておくと役立ちますよ。
