最近、EMS(国際スピード郵便)の料金が値上げされた。代わりに跡と補償がセットになった国際eパケットが便利そうだけど、料金や送り方を知りたいな
残念ながら、最近の輸送コストの増大によって日本から一部の海外地域へのEMS料金が値上げされました。
それなら、なるべく安く荷物を海外に送る方法がないかな?と思いますよね。
そうすると、「国際eパケット」という方法が見つかりました。
国際eパケットのポイントは、以下のとおりです。
- 送れる荷物の重量は2Kg以内
- 配送日数は2~3週間程度
- 書留(一部の地域で追跡あり)で安心
- 6,000円までの補償サービス付き
実は、2022年6月1日からの料金改定では「国際eパケット」は対象外となっています。
そのため、安心して利用できることが分かりました。
では、国際eパケットの料金や送り方を詳しく知りたい!という人もいるでしょう。
そこで、今回は「【国際eパケットの料金や送り方】追跡できる?EMSとの違い」をご紹介します。
国際eパケットなら追跡ができるのが魅力!
国際eパケットで指定したメールアドレスに下記のような荷物の引き受け情報が送られてきます。
日本からニュージーランドに国際eパケットの荷物を送ってみました。
11日発送で20日に到着しているので、国際eパケットのお届け日数は約9日間でした。思ったよりも早いですね。
海外では荷物が届くのが通常より遅れる場合があるので、問い合わせ先が分かるのは安心できます。
国際eパケットは追跡ができることがわかったところで、その特徴をお伝えしていきます。
そもそも、国際eパケットとは?
小形包装物とは、2KgまでEMSと比べると安く海外に発送できる方法です。
上記の荷物で約2Kgですね。EMSの値上げをしていない国・地域でも料金は一般的には安くなります。
小形の物品をEMS(国際スピード郵便)や小包より安く送ることができます。最大重量2kgまで送ることができます。航空便扱い・船便扱いのほか、エコノミー航空(SAL)便扱いができる国があります。引用:小形包装物|日本郵便
上記のように、小さい荷物(2kgまで)なら料金を抑えることができます。あまり多くは入れることはできませんね。
- 送れる荷物の重量は2Kg以内
- 配送日数は1週間程度
- 書留付き(追跡サービス付き)で安心
- 6,000円までの補償サービス付き
上記のポイントについて詳しくみていきましょう。
国際eパケットで送れる荷物は2Kg以内
国際eパケットで送ることができる重さは、最大2Kgまでです。
実際に、品物によって重量が違いますが、下の画像は約2Kgで送った時の内容物です。
通常のEMS(国際スピード郵便)で送れる最大の重量は、30Kgまでです。それと比べると、国際eパケットの2Kgは相当少なく感じるでしょう。
国際eパケットの配送日数は2~3週間程度
通常なら国際eパケットは1週間程度ですが、現在は国際eパケットは配送日数は2~3週間程度かかるとされています。
但し、国・地域によって配送状況が違うので、なかにはそれ以上の日数がかかったということも。
便数が制限されている現在は、EMSや国際eパケットだからといって配送日数が早いとは言えないようです。
書留(一部の地域で追跡あり)で安心
国際eパケットには標準で一部の地域で追跡サービスがついています。そのため、海外配送だから追跡ができない安心できない!という方にはおすすめです。
料金も実は同じ2Kgで送れることができる「小型包装物」と比べても数百円ぐらいしか変わらないので、追跡が必要なら国際eパケットを使うべきでしょう。
国際eパケットのサイズ制限(3辺が最大90cm)
発送サイズは、以下のとおりです。
引用:小形包装物|日本郵便
基本的に小型包装物と同じサイズで、3辺が最大90cm以内と覚えておきましょう。
国際eパケットの書き方・送り方
A4サイズのラベル一式を「国際郵便マイページサービス」から印刷するか、または一部の郵便局に設置されている「ゆうプリタッチ」から印刷して使用します。
ただし、内容物の品物名・重量・個数・価格(中古なら新品額の4割程度)も記入しなければいけません。書ききれない場合は、下記の書類も必要になります。
ただ、何を書けばいいの?と思われるかもしれません。
その場合は、オンラインで送り状とインボイス(品物の単価や重量など)を作成する方法を使いましょう。国際郵便マイページサービス|郵便局から作成が可能です。
国際eパケットの送り方は、梱包した荷物を郵便局に持ち込んで国際eパケットです、と伝えるだけです。
国際eパケットとEMSとの違い
国際eパケットとEMSとの違いは、主に下記のとおりです。
- 送料
- 配送日数
- 重量制限
簡単にいうと、EMSは重量で30Kgまで送れますが、国際eパケットは2Kgまで。送料は、国際eパケットの方が安くなりますが、配送日数はEMSのほうが早いのが特徴です。
そもそも送ることができる重量の違いが一番大きいでしょう。
国際eパケットとライトとの違い
実は、国際eパケットには、簡易版として「国際eパケットライト」もあります。
国際eパケットと国際eパケットライトの違いは、主に下記のとおりです。
- 送料
- 配送日数
- 受け取り通知
- 補償内容
送料
国際eパケット比べると、国際eパケットライトは若干ですが、料金が安くなっています。
国際eパケットライトの料金は、国際eパケットライト|郵便局で確認しましょう。
配送日数
配送方法は、国際eパケットは航空便を利用するのに対してライトはエコノミー航空(SAL)便扱いとなります。
航空便では約1週間ですが、エコノミー航空(SAL)便では約2~3週間以上かかることも。
但し、エコノミー航空(SAL)便の扱いがある国が限られています。例えば、ニュージーランドにはSAL便がありません。
受け取り通知
どちらも追跡は可能ですが、国際eパケットライトには受け取り通知がありません。
郵便ポストに入れるだけなので、確実に荷物が届いたかどうかを知るためには国際eパケットがいいでしょう。不在が多い人向きですね。
補償内容
国際eパケットには6,000円までの補償がついていますが、国際eパケットライトには補償がありません。
国際eパケットとライトはどちらがいいの?
国際eパケットと国際eパケットライト共に追跡サービスがあります。
ただ、結論としては、料金が若干しか変わらないなら、補償がある国際eパケットの方が安心感があるでしょう。
特に、急ぎの場合ならEMSの方が確実ですし、現在の配送状況ではあまり変わらない可能性もありますね。
国際eパケットのよくある質問と回答
国際eパケットのよくある質問と回答をご紹介します。
- Q.国際eパケットに使う段ボールは?
- Q.国際eパケットはアメリカにも送れる?
- Q.国際eパケットが届かない場合は?
Q.国際eパケットに使う段ボールは?
3辺が最大90cm以内であれば問題ないのですが、無地の段ボールでないと郵便局が受け付けてくれない場合があります。
国・地域によって絵や文字などで受け取りが拒否される可能性があるためです。
Q.国際eパケットはアメリカにも送れる?
もちろん、国際eパケットはアメリカにも送ることができます。但し、送れないものもあるので、よく確認しておきましょう。
Q.国際eパケットが届かない場合は?
国際eパケットは通常で追跡サービスがついているので、追跡番号を入力すると現在の状況が分かります。
国際eパケットの料金や送り方まとめ
今回のコラムでは「【国際eパケットの料金や送り方】追跡できる?EMSとの違い」をご紹介しました。
地域は限定されていますが、EMSの値上げは日本から物資を送りたい人にとっては悩みの種です。
しかも、いつ特別追加料金が解除されるかは未定なので、出来るだけ安く荷物を海外に送る方法を考えなければいけません。
国際eパケットは2Kgの小さい荷物までですが、料金を抑えつつ、追跡と補償がセットになっているので安心できる配送方法です。