日本人が海外で働きやすい仕事を知りたい人向けです。


海外就職は難しいと思われがちですが、実際に就職活動をしてみないと何が起こるか分かりません。
語学が堪能でなくても自分のスキルだけで海外就職を実現されている方もいます。
ただ、日本人でも働きやすい海外就職の職種は何があるのかな?と疑問に思いますよね。
そこで、今回は「【海外就職の方法はコレ!】難しい?日本人でも働きやすい職種」をご紹介します。
このコラムでは「日本人が海外で働きやすい仕事・職種」や「現地在住で求人・仕事を見つける方法」もお伝えします。
難しい?簡単?海外就職の職種の選び方
難しいと思われている海外就職で仕事の選び方は、下記のとおりです。
- 現地の言葉が必要とされているか
- ワークビザが取得しやすいかどうか
- 永住権を目指しているのかどうか
現地の言葉が必要とされているか
現地の言葉がどの程度話せるかでも働くことができる職種が違ってきますが、ネイティブ並みの語学力が求められる仕事から語学力不問の仕事まで様々です。
ただし、求められる語学力よりも経験やスキルのほうが勝っている場合は採用される可能性もあるので、チャレンジしてみることも必要です。
特に小規模の会社ほど求人にかける手間やお金をかけていられないので、海外では意外と口コミや紹介などで仕事が決まることが多いですね。
海外に来て日本人のグループに入るなんて、と思っている人もいるかもしれませんが、仕事探しに苦労している人は日本人のコミュニティやグループなどに参加しておくのもおすすめです。
ワークビザが取得しやすいかどうか
海外で働くには基本的にはワークビザが必要です。国や地域によってはワークビザをすぐに発行してもらえる場合がありますが、ニュージーランドのようにワークビザ取得にはスキルなどの条件がついていることがあります。
いきなり会社からワークビザを発給してもらえることもありますが、多くはワーホリやパートナービザなどの他のビザからの切り替えが必要になります。
ワークビザが発行されない職種などであれば、いくら頑張っても無理なのでワークビザがサポートできる職種かどうかを確認しましょう。
ただし、最初はサポートできないと言われていても、会社にとって必要な人材であればサポートしてもらえることもあるので、全く可能性がないわけではありません。
永住権を目指しているのかどうか
海外移住をしている人のなかには、永住権が目標のひとつになっている人も多いでしょう。
永住権は、その現地国で必要とされる人材に発給される特別なビザなので、どの仕事でももらえるわけではありません。
さらに、審査には学歴や職歴なども関係する場合があるので、もし永住権を目指している方は永住権の条件を調べておいたほうがいいでしょう。
ただし、いきなり永住権が取得できる仕事に就けるかどうかは分からないので、海外での実績を積んで転職していくというのもありですね。
それでは、実際にどのような仕事があるのかをご紹介していきましょう。
日本人が海外で働きやすい仕事・職種
日本人が海外でも働きやすい仕事の職種は、下記のとおりです。
- シェフ・ウェイトレス・バリスタ
- ツアーガイド
- ホテル・ホステル
- コールセンター
- 語学学校のコーディネーター
- 客室乗務員
- 美容師
- オーペアやナニー
- ピッキングなどのファーム
シェフ・ウェイトレス・バリスタ
海外で求人が多いのがレストランやカフェなどの求人。シェフやウェイトレス、バリスタとして働くというもの。語学力がそれほど必要とされないので、未経験でも採用されることが多いのが特徴です。
特に日系企業の場合は、管理者となれる日本人を求めてる場合があるので、日本での経歴などによってはマネージャーとして採用される可能性も高いでしょう。
ツアーガイド
海外の都市や観光地で働くツアーガイドも海外で求人が多い職種。観光シーズンなどの季節によりますが、日本人向けのツアーガイドであれば、語学力はそれほど必要とされないのが特徴です。
ただし、飛行機の出発時間や到着時間によっては朝や夜の出勤や土日祝日がない、という場合もあるので、給料や休日などの労働条件を事前に確認しておきましょう。
ホテル・ホステル
海外のホテルやホステルで働く人は部屋代がかからないことが多いのが特徴。給料や時給をもらわずに代わりに部屋を無料で借りるエクスチェンジで働く場合です。
ホテルやホステルによっては限られた時間だけ働けばいいところもあるので、時間の都合がつけやすい場合があります。例えば、早朝と夕方だけ働いて、昼間は休みか学校に通うということもできます。
コールセンター
日本からかかってくる電話に日本語で答えるという仕事内容なので、語学力は不問といってもいい職種。特にアジアなどで求人が多く、日本から応募して海外就職する人もいます。
給料や時給は安いけれど、終業時間ぴったりで終わる仕事内容なので、残りの時間を自由に使えるという意見も多く、フリーランスの副業として働く人もいますね。
語学学校のコーディネーター
語学力があれば、語学学校のコーディネーターとして働くことも可能。学校の学生さん向けに学習支援や相談に乗ったり、学生さんを集めてくるなどが仕事内容です。
コーディネーターとして働きながら語学学校で授業を無料で受けられる場合や学校が主催するイベントに参加できる場合もあります。
客室乗務員
語学力があれば、客室乗務員として働くことも可能。航空会社によっては採用条件に永住権が必要な場合などがあります。
月の半分以上を国外で過ごすことや、いつオンコールで呼ばれるかもしれない待機などがあるので、労働条件の確認が必要な仕事です。
美容師
海外で手に職がある仕事として、日本人の美容師も重要があります。海外で髪ぐらいは日本人にカットしてもらいたいという希望も多く、料金が多少高くても構わないというニーズがあります。
現地の美容室に勤務することもできますが、自宅や出張でカットをしている人もいて、将来、独立しやすいのも特徴の一つです。日本のように美容室が乱立していないので、日本よりも海外で働くほうが稼げる場合があります。
オーペアやナニー
子どもの世話や家事を行う代わりに宿泊や食事、場合によっては小遣いをもらえる仕事です。仕事といっても対価が基本なので、宿泊費などがかからない代わりとして人気があります。
国や地域によっては何歳以下は家に子どもだけにしてはいけないといった厳しい法律があるので、オーペアやナニーといった仕事が一般的です。
例えば、カナダではナニーがワークビザの対象になっていたり、永住権も申請ができるようになっています。
ピッキング
野菜や果物などを収穫するピッキングの仕事。労働時間に比べて給料や時給が安い場合や、取れ高によって給料が変化する場合もあるので、口コミや評判をよく調べておくほうがいいでしょう。
国や地域によっては、数か月をファームなどで働くことでビザが延長できる制度(セカンドビザなど)がある場合があるので、オーストリアやニュージーランドでは入国後にファームで働いて、その後に希望の仕事に就く人も多いですね。
紹介した仕事以外も様々な仕事があるので、現地の日本人向けコミュニーティーサイトや日本企業の求人サイトなどで探してみましょう。
現地在住で求人・仕事を見つける方法
現地でどのような仕事があるかを探す際には、現地の日本人向けコミュニーティーサイトや日本企業の求人サイトからも知ることができます。
ワークビザや衛永住権を目指している人は職歴を考慮した仕事選びが重要です。
なかにはビザの取得サポートをする前提で働いていたので、ビザの期限が切れる前にサポートができないと言われることも。
海外就職の際に注意すべき3つのポイント
- 海外駐在か現地採用か
- 労働ビザのサポートが受けられるか
- 給料や福利厚生が十分かどうか
海外駐在か現地採用か
海外就職をするにあたって、日系企業の場合は海外駐在か現地採用なのかを確認しておく必要があります。
海外駐在か現地採用かで給料面や待遇面が大きく異なることが一般的なので、どちらで採用されるのかを確認しておきましょう。

労働ビザのサポートが受けられるか
海外駐在か現地採用に限らず、海外で労働をして給与が発生する場合には労働ビザが必要になります。
大手企業であればビザの費用や登録までサポートを受けられるのが普通ですが、ローカルの企業であれば十分なサポートが受けられないこともあります。
特に、準備金を払ったものの現地国に到着して働こうと思ったら労働ビザが下りなかった、という話もあります。
そのため、海外で働くのであれば現地の労働ビザについて知っておく必要があります。

給料や福利厚生が十分かどうか
海外駐在の場合は日本国内の企業に準じて給料や福利厚生など受けられることが一般的ですが、現地採用の場合は日本国内にある企業であっても現地の状況に準じます。
そのため、給料が現地通貨で支払われる場合や退職金の有無、賞与(ボーナス)、さらに福利厚生をよく確認しておくことが大切です。例えば、福利厚生では一時帰国時の飛行機代を支給する企業もあります。

まとめ
今回のコラムでは「【海外就職の方法はコレ!】難しい?日本人でも働きやすい職種」をご紹介しました。
海外就職で仕事を見つけることは簡単ではなく、難しいといえます。
理由としては、仕事環境の違いだけではなく、労働ビザの取得など、さまざまなハードルがあるのも事実です。
ただ、日本人でも働く機会は十分にあるので、自分の強みを活かした就職活動をこころがけましょう。
