海外留学をする学生の子どもにも持たせられるカードはあるのかな。トラベルやワーホリするなら海外プリペイドカードがおすすめと聞いたけど。
海外留学やワーホリをする予定の子どもでも作成しやすいのが、デビットカードの海外プリペイドカード。
デビットカードとは口座にある残高から使った分だけ引き落とされるので、使い過ぎや盗難・紛失があっても被害が最小限に抑えられます。
そんな便利な海外プリペイドカードは、トラベル用プリペイドカードとも呼ばれています。なので、海外旅行に持って行くのにも便利。
ただ、海外プリペイドカードといっても色々なカードがあるので、どれを選んでいいか分からない人も多いはず。
そこで、今回は「【比較表あり】海外プリペイドカードおすすめ5選!トラベルでも便利なのは?」をご紹介します。
タップできる目次
海外プリペイドカードの知っておきたい選び方
海外プリペイドカードのおすすめを紹介する前に、知っておきたい選び方をご紹介します。基本となる選び方は、以下のとおりです。
- 1.為替手数料が安いかどうか
- 2.為替手数料の他に手数料がかかるかどうか
- 3.日本国内でも利用できるかどうか
1.為替手数料が安いかどうか
海外プリペイドカードのサービスによって異なるのが、為替手数料。日本円から外貨に両替する場合や現地で買い物をする際にかかる手数料です。
3~5%が一般的ですが、1%違うだけでも利用する金額によっては大きな差になります。
2.為替手数料の他に手数料がかかるかどうか
海外プリペイドカードの利用するのに為替手数料が重要ですが、実は為替手数料の他にも手数料がかかる場合があります。
例えば、入金手数料やATM引き出し手数料など。海外プリペイドカードを選ぶ時は為替手数料の他に手数料がかかるか確認しましょう。
3.日本国内でも利用できるかどうか
海外旅行や海外留学、ワーホリが終わってから入金した日本円を引き出す場合には手数料がかかります。
その場合は、海外だけではなく日本国内でも使用できる海外プリペイドカードを選ぶのも方法のひとつです。
海外プリペイドカードおすすめ5選【海外移住FPが厳選】
発行されている海外プリペイドカードをおすすめ順にランキングでご紹介します。
作成するカードによって手数料や付属サービスが異なるので、発行する際にチェックしておきましょう。
1位:NEOMONEY(ネオマネー)

特徴 | ネオマネーはクレディセゾンが発行している海外専用プリペイドカード。13歳以上なら審査なしで作ることができるのが特徴。入会金や年会費はもちろん無料で、口座開設も不要です。 |
---|---|
初費用・年会費 | 無料 |
年齢制限 | 13歳以上 |
為替手数料 | 4% |
現地ATM引出手数料 | 200円※ |
入金手数料 | 無料 |
日本国内 | 海外専用 |
\初費用・年会費が無料/
✓13歳以上で作成可
2位:Cash Passport Platinum(キャッシュパスポートプラチナ)

特徴 | ネマ・マネーも発行しているクレディセゾンが発行する海外プリペイドカード。9つの外貨(日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドル)を1枚のカードにチャージ可能。 |
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初費用・年会費 | 無料 |
年齢制限 | 規定なし |
為替手数料 | 4% |
現地ATM引出手数料 | 200円※ |
入金手数料 | 1% |
日本国内 | 使用可 |
\初費用・年会費が無料/
✓日本国内でも利用できる
3位:MoneyT Global(マネーティグローバル)

特徴 | 大手旅行会社JTBが発行する海外プリペイドカード。9つの外貨(日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドル)を1枚のカードにチャージ可。 |
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初費用・年会費 | 無料 |
年齢制限 | 規定なし |
為替手数料 | 5% |
現地ATM引出手数料 | 300円※ |
入金手数料 | 無料 |
日本国内 | 海外専用 |
\初費用・年会費が無料/
✓9つの外貨が1枚に!
4位:Manepa Card(マネパカード)

特徴 | FXを取り扱う証券会社マネーパートナーズが発行しているカード。6つの外貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル、日本円)を1枚のカードにチャージできます。日本国内でも使用できるのが特徴。 |
---|---|
初費用・年会費 | 無料 |
年齢制限 | 15歳以上 |
為替手数料 | 主要通貨以外でカードを利用した場合は3% |
現地ATM引出手数料 | 200円※ |
入金手数料 | 無料 |
日本国内 | 使用可 |
\初費用・年会費が無料/
✓日本国内でも利用できる
5位:GAICA(ガイカ)

特徴 | 新生銀行グループのアプラスが発行する海外プリペイドカード。VISAタッチ決済対応なので暗証番号を押さずに買い物ができるので便利。 |
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初費用・年会費 | 無料 |
年齢制限 | 満13歳以上 |
為替手数料 | 4% |
現地ATM引出手数料 | 200円※ |
入金手数料 | 無料 |
日本国内 | 日本国内の利用可 |
\初費用・年会費が無料/
✓新生銀行の口座があるなら便利
※海外ATMを運営する金融機関が設定した利用手数料がかかることがあります。
最終的な最新情報は、各社の公式ホームページでご確認ください。
海外プリペイドカードおすすめ比較一覧
海外プリペイドカードおすすめ5選を比較表にまとめてみました。
海外プリペイドカード | 入会金・年会費 | 即日発行 | 年齢制限 | 為替手数料 | 海外ATM手数料 | 入金手数料 | 払戻し手数料 | 日本国内の利用 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
NEOMONEY | 無料 | 可能 | 13歳以上 | 4% | 200円※ | 無料 | 550円(税込) | 利用不可 |
Cash Passport Platinum | 無料 | 可能 | 規定なし | 4% | 200円※ | 1% | 550円(税込) | 利用可 |
MoneyT Global | 無料 | 不可(約10日から2週間) | 規定なし | 5% | 300円※ | 無料 | 550円(税込) | 利用不可 |
Manepa Card | 無料 | 不可 | 15歳以上 | 3% | 200円※ | 無料 | 550円(税込) | 利用可 |
GAICA | 無料 | 不可 | 13歳以上 | 4% | 200円※ | 無料 | 550円(税込) | 利用可 |
※海外ATMを運営する金融機関が設定した独自の利用手数料がかかることがあります
海外プリペイドカードを作成するメリット
海外プリペイドカードのメリットは、以下のとおり。
- 収入がない学生でも作成することが可能
- 専用口座があるので日本に銀行口座が不要
- 使い過ぎや盗難・紛失でも安心
収入がない学生でも作成することが可能
海外プリペイドカードはクレジットカードのように信用審査が不要です。そのため、会社などに勤めていない学生(収入がない)でも、一定の年齢以上であれば作成することが可能。
留学を控えている学生さんでも海外プリペイドカードが作成できるので、簡単にカードを作ることができます。
専用口座があるので日本に銀行口座が不要
海外プリペイドカードはカード会社が指定する専用口座を使用するため、日本に銀行口座が必要ありません。
さらに、日本に家族が専用口座に振り込めば海外送金の代わりとしても使うことができます。
海外にいる子どもに学費や生活費、緊急な資金などを海外送金する場合も手間も日数もかからないので非常に便利です。
使い過ぎや盗難・紛失でも安心
海外プリペイドカードは事前に入金した残高限度内なので、使い過ぎを防げるのはもちろん、万が一不正利用や盗難や紛失にあった場合でも被害を最小限にできる安心感があります。
クレジットカードとなると利用限度額まで使うことができるので、いくら使ったか分からずに使い過ぎてしまうということも。
その点、銀行口座内にある残高以上の引き出しや使用ができないので、親御さんが残高を把握しやすいので、防犯としてもとても有効です。
メリットの大きい海外プリペイドカードですが、デメリットはあるのでしょうか?
海外プリペイドカードを作成するデメリット
海外プリペイドカードのデメリットは以下のとおりです。
- 手数料が高い
- マイナンバーがないと新しく作成できない
- 再発行しても海外には郵送してもらえない
手数料が高い
海外プリペイドカードのデメリットとして大きいのが、手数料が高いということ。
手数料は発行する会社によっても異なりますが、VISAやMASTERなどのクレジットカード会社が設定している為替レートに加えて3~5%が加算されます。
さらに、海外にあるATMから現地の通貨を引き出す際には、約200円といった手数料が毎回かかります。
小まめに現金を引き出してしまうと手数料がかさんでしまうことにもなるので、ある程度の金額をまとめ引き出す必要があります。
マイナンバーがないと新しく作成できない
現在、マイナンバー制度の開始に伴い「内国税の適正な課税の確保を図るための国外送金等に係る調書の提出等に関する法律」が施行されています。
そのため、海外プリペイドカードを新規に作成するには、個人番号・氏名・住所の確認のため、申し込み本人様の個人番号(マイナンバー)の確認が必要となっています。
現時点で住民登録を抹消した人(日本非居住者扱い)はマイナンバーを新たに取得できないため、移住前にマイナンバーを取得されていない方は申し込みができません。
海外留学や海外赴任などが分かった時点で、海外プリペイドカードを作成するかどうかを検討しておきましょう。
再発行しても海外には郵送してもらえない
海外で盗難や紛失したときに便利なのがカードの再発行サービス。
クレジットカードであれば、会社によっては海外に郵送してもらえるサービスがありますが、海外プリペイドカードの場合は再発行で日本国内の住所への郵送のみが基本です。
それでは、どのような海外プリペイドカードがあるのかをご紹介していきましょう。
海外プリペイドカードのよくある質問
海外プリペイドカードのよくある質問に回答していきます。
Q1.クレジットカードがあればいらない?
確かにクレジットカードがあれば便利ですが、海外プリペイドカードのメリットとして日本国内の家族などが入金することができることです。急に資金が必要になった場合などには便利です。
Q2.海外プリペイドカードは即日発行してもらえる?
海外プリペイドカードによって即日発行ができる場合があり、「NEOMONEY」「」や「Cash Passport Platinum」が該当します。主に、店頭や空港で受け取りができます。
Q3.海外から再発行して送ってもらえる?
調査したところ、海外プリペイドカードはを再発行して海外に送ってもらえるサービスはありませんでした。セキュリティ面からも難しいので、万が一に備えて海外クレジットカードを以外のカードも持参しておきましょう。
Q4.海外プリペイドカードの有効期限は?
海外プリペイドカードのサービスによって5年や10年などの有効期限が決まっています。お持ちのカードがある場合は、出国前に有効期限を確認しておきましょう。
海外移住FPがおすすめする海外プリペイドカード5選まとめ
海外プリペイドカードは信用調査がないので、海外留学を予定している収入のない学生でも作成することができます。
使用限度が銀行の口座限度額までなので、使い過ぎや盗難・紛失の際にも安心できるのが大きなメリットです。
そのため、実は学生だけなく、海外移住を検討している社会人でも便利です。
海外滞在中にクレジットカードの更新ができなかったり、盗難・紛失、カードの磁気トラブルで使うことができなくなった時には予備としても役立ちます。
社会人の方は、クレジットカードと海外プリペイドカードの2種類を海外に持って行くのがおすすめです。
【海外プリペイドカードおすすめ比較一覧】
海外プリペイドカード | 入会金・年会費 | 即日発行 | 年齢制限 | 為替手数料 | 海外ATM手数料 | 入金手数料 | 日本国内の利用 | |
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NEOMONEY | 無料 | 可能 | 13歳以上 | 4% | 200円※ | 無料 | 利用不可 | |
Cash Passport Platinum | 無料 | 可能 | 規定なし | 4% | 200円※ | 1% | 利用可 | |
MoneyT Global | 無料 | 不可(約10日から2週間) | 規定なし | 5% | 300円※ | 無料 | 利用不可 | |
Manepa Card | 無料 | 不可 | 15歳以上 | 3% | 200円※ | 無料 | 550円(税込) | 利用可 |
GAICA | 無料 | 不可 | 13歳以上 | 4% | 200円※ | 無料 | 利用可 |
※海外ATMを運営する金融機関が設定した独自の利用手数料がかかることがあります
