日本語教師能力検定試験の通信講座を検討している人向け。
最近、日本語教師が公認日本語教師(仮称)として国家資格化される可能性があることで注目されています。
それ以前にも海外在住者の中で日本語教師の資格を取得している人も多く、実際に海外で日本語教師として働いている人もいます。
日本語教師として働くには一部の学校を除いて資格は不要ですが、資格があれば就職にも有利で、将来はオンラインで教えることもできます。
ただ、資格要件の1つである日本語教師能力検定試験は合格率が低く、どの講座を選べばいいか悩んでいる人もいると思います。
そこで、今回は「【比較表あり】日本語教師資格試験におすすめの通信講座3選!独学でも取得できる?」をご紹介します。
タップできる目次
日本語教師資格試験におすすめの通信講座の選び方
日本語教師資格試験におすすめの通信講座の選び方は、以下の3つ。
- 通信講座の料金や受講期間
- 実習プログラムが受けられる
- 日本語教師になる目的
通信講座の料金や受講期間
日本語教師資格試験の対策講座を選ぶにあたって気になるのが、通信講座の料金や受講期間。通信講座によって大きく料金や受講期間が違うので、その理由もしっかり確認しておきましょう。
実習プログラムが受けられるかどうか
日本語教師資格試験の対策講座はあくまでも座学中心の講座。試験に合格するためには実習は必要がありません。
そのため、実際に日本語教育を実習した経験があるかどうかは関係ないので、実習も受講できる通信講座を選ぶというのも方法のひとつです。
日本語教師になる目的
日本語教師の資格を得ることができれば何をしたいですか?実は、受講する通信講座によっては就職のサポートが受けることができます。
日本語教師試験の合格だけの実績を手に入れたいのか、例えば日本や海外で日本語教師として働くサポートを受けたいのか、よっても通信講座を選ぶ基準が変わってきます。
日本語教師資格試験におすすめの通信講座3選【日本語教師に聞いてみた】
今回、日本語教師資格試験の通信講座3社を日本語教師経験のあるパートナーに特徴やおすすめポイントを聞いてみました。比較表をご覧になりたい方は、日本語教師資格試験におすすめの通信講座の比較表へ。
日本語教師養成講座|ユーキャン
公式サイト:https://www.u-can.co.jp/
特徴 | ユーキャンの日本語教師養成講座の特徴は、他の講座と比べて料金が安いのが最大の魅力。ただ、安いからといって内容に不満があるわけではなく口コミも高評価。教育訓練給付の対象になり、制度を利用すると料金がさらに安くなりました |
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メリット | 料金が他の通信講座と比べても半額近くになる |
デメリット | 実習がないので自分で研修会に参加する必要がある・就職サポートも受けられない |
学習期間 | 8ヵ月 |
入学金 | なし |
受講料 | 59,000円(税込)※国内送料無料 |
教材内容等 | テキスト5冊、試験対策問題集3冊、添削課題集1冊、DVD1巻、CD2巻、ガイドブック、添削関連書類一式など |
備考 | 教育訓練給付金(20%・10万円まで)利用で47,200円 |
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✓教育訓練給付金の利用で47,200円に!
NAFL日本語教師養成プログラム | アルク
公式サイト:https://www.alc.co.jp/
特徴 | 開講30年で累計受講者数8万人という実績がある講座。終了後の検定試験での合格率が高い実績が特徴 |
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メリット | 試験の合格率が高い・就職サポートあり |
デメリット | 学習の標準期間が長い |
学習期間 | 12ヵ月 |
入学金 | なし |
受講料 | 103,400円(税込)※国内送料無料 |
教材内容等 | コースガイド/テキスト24冊/別巻問題集1冊(CD付き)/CD7枚/DVD1枚/NAFL模擬テスト1回(自己採点式。CD、解答と解説付き)/『日本語教育能力検定試験 重要キーワード集300』 1冊/実力診断テスト24回/記述式問題の添削指導2回 |
備考 | 申し込み前に「個別教材説明会」に参加可/別料金にて提携している「カイ日本語スクール(東京)」で全4回(土曜日)の実習プログラムを受講可 |
\資格試験の高い合格率が魅力/
✓実習プログラムのサポートあり
日本語教育能力検定試験【完全合格】講座 | ヒューマンアカデミー
公式サイト:https://ha.athuman.com/
特徴 | ヒューマンアカデミーは独自に海外で日本語学校があるので海外就職にも強みがある。試験合格後の就職サポートが受けられるのが特徴。 |
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メリット | DVDでの動画授業もあり・標準学習期間が6ヵ月と最短・最長3年の合格保証 |
デメリット | 他の通信講座と比べると料金が高い |
学習期間 | 6ヵ月 |
入学金 | なし |
受講料 | 132,000円(税込)※国内送料無料 |
教材内容等 | 日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド/日本語教育能力検定試験 合格問題集/日本語教育能力検定試験 分野別 用語集/講義DVD&音声CD 19巻/講義ノート7冊/記述式添削課題1冊ほか |
\最短6か月の学習期間/
✓就職サポートが受けられる
日本語教師資格試験におすすめの通信講座の比較表
日本語教師資格試験におすすめの通信講座3選を比較表にまとめてみました。
講座名 | 料金 | 標準学習期間 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
日本語教師養成講座|ユーキャン | 59,000円(税込) | 8ヵ月 | 受講料金が安い・教育訓練給付金対象 | 実習を受けられない・就職サポートが受けられない |
NAFL日本語教師養成プログラム | アルク | 103,400円(税込) | 12ヵ月 | 試験の合格率が高い・就職サポートあり | 学習の標準期間が長い |
日本語教育能力検定試験【完全合格】講座 | ヒューマンアカデミー | 132,000円(税込) | 6ヵ月 | 標準受講期間が最短・就職サポートが受けられる | 料金が他の通信講座と比較して高い |
2020年10月現在
※赤色:注目ポイント
日本語教師資格試験の通信講座のニーズ別おすすめ
日本語教師資格試験の通信講座を選ぶ上でのおすすめポイントを紹介しておきます。
時間や費用できるだけ抑えたい
なんといっても費用が安くなるのは、ユーキャンの日本語養成講座。税込みで59,000円と他の2社と比較しても料金が安く感じるでしょう。
就職サポートは受けられませんが、試験に合格さえすれば採用条件を十分に満たします。さらに、教育訓練給付金の対象となったので対象の方は受講しやすくなりました。
\料金が安いのが最大の魅力/
✓教育訓練給付金の利用で47,200円に!
できるだけ合格実績のある講座がいい
通信講座の中で合格率をはっきり表示しているアルクだけ。合格率が66.3%というと高い合格率には思えませんが、試験の合格率が約26%前後なので合格するのが難しい試験だと言えます。
それが、2017年4月及び2019年5月実施のNAFL修了生アンケートでは、修了生のうち66.3%が合格していることが分かりました。
\資格試験の高い合格率が魅力/
✓実習プログラムのサポートあり
試験合格後の就職サポートを受けたい
日本語教師は日本語教師試験に合格しただけでなれるわけではありません。
実は、日本語教師の求人はまだまだ多くないので、口コミ・紹介や就職あっせん等による就職が主流です。
特に、海外で日本語教師として働きたい場合は情報量が少ないので、日本語学校も所有しているヒューマンアカデミーがおすすめです。
\3年間の合格保証あり/
✓海外に日本語学校を所有
日本語教師資格試験のよくある質問
日本語教師資格試験でよく聞かれる質問について回答してみました。
Q1.日本語教師資格試験の合格率は?
日本語教師能力検定試験の合格率は、約26%です。民間試験としては合格率は低いと言えます。ただ、試験に合格したらスキルがあるとみなされます。
Q2.日本語教師になるのに英語力は必要?
日本語教師資格試験を受けるのに英語力は必要ありません。実際に日本語教師として働く場合には、英語力があったほうが望ましいでしょう。
ただ、日本語の教え方として「直接法」と「間接法」があり、日本では日本語を日本語で教える直接法が主流です。必ずしも英語力が求められているわけではありません。
Q3.420時間養成講座と試験合格はどちらがいい?
修了さえできれば確実に日本語教師になれる420時間養成講座は人気があります。但し、修了までに日数や費用がかかります。
一方で、日本語教師能力検定試験の合格率が低いので試験に落ちると苦労が無駄になる可能性もあります。そのため、自分に合った方法を選ぶことになると思います。
Q4.試験に合格したら国家資格になるの?
日本語教師能力検定試験に合格したら、日本語教師が国家資格化された際には資格要件としてみなされる可能性があります。但し、決定事項ではないので注意が必要です。
Q5.試験に合格したら就職はできる?
日本語教師能力検定試験に合格しただけでは就職できるとは限りません。日本語学校によって採用基準が決められており、その一つに挙げられていることはあります。
まだまだ日本語教師の求人数が少ないため、口コミや紹介、就職サポートが受けられるかで就職できるが決まることもよくあります。
日本語教師資格試験におすすめの通信講座3選まとめ
今回のコラムでは、「【比較表あり】日本語教師資格試験におすすめの通信講座3選!独学でも取得できる?」をご紹介しました。
日本語教師の資格は、将来、国家資格化が検討されるくらいニーズがあります。海外からの移民政策が活発化されることだけでなく、既に日本国内で生活している外国人への日本語教育サポートも重要視されています。
その資格を得ることができる日本語教師能力検定試験の合格はスキルがあることの証明にもなります。
ただ、受講する通信教育の学校によってメリットとデメリットがあるので、よく検討しましょう。
講座名 | 料金 | 標準学習期間 | メリット | デメリット |
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日本語教師養成講座|ユーキャン | 59,000円(税込) | 8ヵ月 | 受講料金が安い・教育訓練給付金対象 | 実習を受けられない・就職サポートが受けられない |
NAFL日本語教師養成プログラム | アルク | 103,400円(税込) | 12ヵ月 | 試験の合格率が高い・就職サポートあり | 学習の標準期間が長い |
日本語教育能力検定試験【完全合格】講座 | ヒューマンアカデミー | 132,000円(税込) | 6ヵ月 | 標準受講期間が最短・就職サポートが受けられる | 料金が他の通信講座と比較して高い |
2020年10月現在
※赤色:注目ポイント
