ワーホリ定番のファームジョブの探し方や選び方を知りたい人向けです。


海外で働く仕事としてファームジョブ、つまり農場で野菜や果物を収穫したり、動物の世話をする仕事があります。
特に、オーストラリアやニュージーランドでは一定期間を農場で働くと、ワーキングホリデービザの延長ができることで知られています。
そのため、ファームジョブを探している人をよくニュージーランドでも見かけました。
ただ、どうやってファームジョブを探せばいいのか?選び方は?と疑問に思う人もいるでしょう。
そこで、今回は「【ワーホリ定番のファームジョブとは?】仕事の探し方や選び方」をご紹介します。
ワーホリ定番のファームジョブとは?

海外で働く仕事としてファームジョブとは、農場で野菜や果物を収穫したり、動物の世話をする仕事です。
主に、下記のファームジョブが一般的です。
- イチゴなどのフルーツピッキング
- 畑での野菜の栽培や収穫作業
- 鮭などの鮮魚工場での魚の加工
- 牧場での羊や牛の世話
特に、オーストラリアやニュージーランドでは一定期間をファームで働くと、ワーキングホリデービザの延長(セカンドビザ)が取得できることもあり人気ですね。
ファームジョブのメリット
ファームジョブは国・地域によっては仕事を見つけやすく、給料もそれなりにいいので、人気がある仕事。なかには宿泊も世話をしてくれるファームも。
しかも、多くのファームは語学力がそれほどなくても働くことができるのが大きな魅力です。同じファーム仲間を見つけやすいのも嬉しいですね。
ファームジョブのデメリット
ファームジョブの基本は、肉体労働です。仕事内容によっては体力が必要になるので、そこはバイタリティも必要でしょう。
さらに、ファームによっては劣悪な住環境だったり、なかには給料が未払いだったという話も。
そのため、ファームジョブを探す際には注意するべきポイントがいくつかあります。
どうやって探す?ファームジョブの探し方

ファームジョブの探し方は、下記のとおりです。
- WWOOF(ウーフ)で見つける
- 求人サイトと日本人向け掲示板
- ファームジョブの口コミや紹介
WWOOF(ウーフ)で見つける
WWOOFとは、World-Wide Opportunities on Organic Farmsの略で、農業体験と交流のNGO団体です。
色々なファームが登録されているので、世界各国にあるので、ワーホリ予定の国・地域のWWOOFで探してみましょう。
求人サイトと日本人向け掲示板
その他にも、現地国で求人サイトや日本人向けのコミュニティ掲示板で求人が見つかることもあります。
ファームジョブは収穫などの季節などによっても募集時期が違うので、日本からネットで探しておきましょう。
ファームジョブの口コミや紹介
一番のおすすめは、口コミや紹介でファームを紹介してもらうこと。これならファームの評判も聞けるので、安心ですね。
最近では、Twitterでファーム体験をツイートしている人も多いので、失礼がないようにしてDMを送ってみるのも方法のひとつでしょう。
移住後すぐに語学学校に通うなら、ワーキングホリデーの人同士のつながりで求人が見つかることもありますね。
ファームジョブの選び方の選ぶ時の注意点
ファームジョブの選び方は、そのファームの情報を出来るだけ集めることから始めましょう。
セカンドビザの取得の為にファームで働きたい人は多いので、そこにつけ込むファームもあります。
例えば、ビザをサポートする代わりに最低時給よりも低い賃金で雇ったり、最後になってビザが取得できなかったりすることも。
そのためには、ファームジョブの正しい選び方を知っておくべきです。ポイントは、下記の3つです。
- 給料明細(Payslip)がもらえるか確認する
- セカンドビザを発給できるかどうかを確認する
- ファームで起こるトラブル例を知っておく
給料明細(Payslip)がもらえるか確認する
ニュージーランドで仕事を始める前には、IRDナンバーが必要になります。給料が振り込まれる銀行口座の詳細などを管轄機関に提出するとIRDナンバーがもらえます。名前は違いますが、オーストラリアでも同様の手続きが必要になります。
ただ、小規模なファームによっては給料が現金手渡しのところがあります。
これはアンダーグラウンド(地面の下)とも呼ばれ、税金を引いておきながらその税金を払ってない(申告していない)のです。申告していないので、働いた証明が残らず、セカンドビザが取得できない、というトラブルにもなります。
特に、最低時給以下で働かせるようなファームはバレないように現金で支払います。もともとファームの需要が多いが人手不足になっている場合が多いので、ほとんどの場合は最低時給以上の給料で働くことができるのが一般的です。
その他にも、必要な税金を納めていないことになるので、タックスリターンなどで余分に支払いすぎた税金が戻って来ないことがあります。この方法は、あくまでも違法行為だと思ってください。
万が一、現地の税務署などからファームに調査が入り違法行為が発覚した場合には、被雇用者にも大きなトラブルになる可能性もあるので注意が必要です。
セカンドビザを発給できるかどうかを確認する
ファームと言っても、どこでもセカンドビザが発給できるかというとそうではありません。一般的に政府が指定したファームでのみ発給が可能になっています。
セカンドビザ目的でファームジョブをする場合は、事前にセカンドビザが取れるのかどうかを確認しておく必要があります。
ファームで起こるトラブル例を知っておく
悪徳ファームと呼ばれるファームでは、低賃金・給料未払い・ウェイティング(待期期間)が長い・働ける日数が少ない・セカンドビザが取れない、など。
悪徳とまではいかないまでも契約したのに、フルーツの実がなってないので仕事ができなかったということも。基本的に時給制や歩合制の場合でも働かなければ給料が発生しないので、労働日数が少ないなら別のファームを移る検討も必要です。
悪徳ファームの場合は、ネット上で悪い噂がたっているものです。ネットでファームを検索して、口コミや評判がないかを確認しましょう。
残念ながら、日本人コニュニティーサイトで投稿されたファームにも日本人をカモにしたファームも存在します。日本語で求人があるからといって安心はできません。
何かあれば、すぐに辞める準備も大切
ファームを探す場合は、資金に余裕がある状態で仕事を探すことをおすすめします。
ファームの環境が劣悪で辞めたくても、移動費やその後の生活費が足りなくて働き続けるしかないという最悪の状況になる恐れがあります。
特に、エクスチェンジの場合は急に辞めると泊まる場所がないということにもなりかねないので慎重に選びましょう。
ファームジョブの探し方と選び方まとめ
今回のコラムでは「【ワーホリ定番のファームジョブとは?】仕事の探し方や選び方」をご紹介しました。
ファームジョブは国や地域によってはビザの更新に有利になったり、延長ができるため人気になっています。
語学力もそれほど必要がないので、まずはファームジョブから始めるのも方法の一つです。
ただ、なかには悪徳のファームオーナーもいるので、事前に口コミや評判を調べておくのはとても重要です。