海外移住をするための必要な英語力について知りたい人向け。
海外移住をしたいけど、「現地の言葉が話せないから無理かも」と思っている人も多いでしょう。
こういう私もニュージーランドに移住が決まるまでは、日常生活や仕事上で英語を使う機会は全くありませんでした。
なので、心配だったのが「海外移住に必要な英語力ってどれくらいなんだろう」ということ。では、実際にどのくらい必要なのでしょうか。
そこで、今回は「英語が出来ないとダメ?海外生活に必要な英語レベルとは」をご紹介します。
海外在住者が海外移住に必要な英語力を紹介します。
海外に移住するなら必要な英語力はどのくらい?
海外移住で求められる英語力は「海外で何をしたいか」「何をするのか」によって違います。
海外移住と言っても、海外で仕事したい人や長期滞在(ロングテイ)、ワーキングホリデーで語学留学、永住権の取得など目的が違います。
それぞれの目的によって必要な英語力が違ってくるので、大きく3つのレベルに分けてご紹介します。
個人的に求められる英語力は、以下の3つ。
- 日常生活で使う英語レベル
- 海外就職や職場で使う英語レベル
- 語学留学や現地学校に入学する英語レベル
買い物などの日常的に使う英語レベル
実は、海外で生活するレベルと言っても買い物などをするぐらいであれば、たいして英語レベルは必要がありません。
身振り手振りでも買い物はできますし、最近はスマホで簡単に翻訳してくれる機能もついているので、特に支障はないでしょう。
ただ、一番、日常で困るのは「銀行」や「公的機関」で英語が必要な場合です。
英語が理解できないと自分にとって不都合なことが起こり得ることになるので、話している英語が理解できないならば、そこだけは通訳や英語が出来る友人に協力してもらうことが大切です。
一般的に「話し言葉」は「書き言葉」と比べて難しいのと、記録に残らないので、もしそのような必要がでてきたら、メールなどの文章で送ってもらうのがおすすめです。
仕事で必要とされるレベル
仕事で必要とされるレベルは、現地の会社によって違うので一概には言えません。
ただ、日本企業であれば英語力はそれほど必要ない場合もありますし、ローカル企業なら高い英語レベルを求められることも。
特に、若いうちから海外就職したり、ワーキングホリデーで働く場合には、英語力を求められないことも多いので、日本で英語力を磨いてからというよりも現地でどのくらいの英語力が必要かを知ることがおすすめです。
もし、面接につなげるために英語力を示したいのあれば、TOECIやTOEFLなどの試験を受けておいてもいいですが、結構高い点数を取っている人でも英語が話せないことも多いです。
海外在住者から見ると、試験の点数はあくまでも目安にしか過ぎないので、低い点数すぎるのは問題ですが、特に記載しなくてもいいかもしれません。
あくまでも、海外就職の場合は求人者のスキルや経験を見ていることがほとんどです。
ただ、英文履歴書やカバーレターなどはしっかりしたものを作っておかないと面接に進めないことにもなるので注意しましょう。

入学に必要な試験レベル
海外で大学に入学したり、編入したりする場合には、規定にあった英語レベルを求められることがあります。
例えば、ニュージーランドの大学では、イギリス圏の英語試験であるIELTSでアカデミッック7.0以上といったレベルを求められます。7.0と言えば、TOEICで900点でも難しいかもしれません。
海外留学を目的に海外移住をする場合には、学校の規定となる英語レベルを確認することが大切です。
学校によっては、入学前に専門の英語学校に通って卒業することで同等の英語レベルとみなすというところもあるので、英語力が足りないと思っても諦めないようにしましょう。
海外生活では自然に英語が話せるようになりません
海外生活をしていてよく聞かれるのが、「海外生活をしていると英語が自然と身につくの?」ということ。
海外生活では英語で会話をすることも多いため、話す機会は日本よりも多いのは事実です。
海外生活をするメリットは、英語のスピードに慣れるということが「自然に身につく」とされる理由にもなっています。
通常、英語は3ビートのリズムで話されるので、日本語のようなリズムとは異なります。
このリズムに慣れるため、多少聞き取りやすくなるだけということだと思います。
ですから、単語力が格段に増えるわけでもなく、聞き取りが楽になったとしても話す力はほとんど上達しません。
そのため、実際には現地で英語力がないことにがっかりして、改めて海外で英語を身につけるように努力することになります。
英語よりも大切な考え方
英語は必要なのもので、英語力はあればあったほうがいいのですが、どのくらいの英語力があれば海外移住ができるかは誰にも分かりません。
その理由は、海外といっても国・地域や会社、生活スタイルなどで求められる英語力が違うからです。
なので、英語を身につけてから海外移住を目指すのではなく、一度、海外に出てみてどのくらいの英語力が必要なのかを肌で感じることが大切です。
その上で、求められる英語力をつけるべきなのかを考えることが大切です。
まとめ:海外移住ができる英語力は特に決まっていません!
海外で生活をするなら、まずは英語が必須。でも、英語力と言っても図る方法はTOEICや英検ぐらいしか浮かばない。
そもそも、「海外=英語が話せないとダメ」というイメージがあるので、海外移住が高いハードルに感じてしまいますよね。
英語力を上げるといってもどこまで上げればいいかという正解はないので、グズグズと悩んでいるより海外に出みましょう!というのが実は大事だったりします。