家賃の代わりに子どもの世話をするオーペアを知りたい人向け。
家の一室を無料で借りる代わりに子どもの世話をするのが、オーペア(オペア)。ぺビーシッターと少し意味合いが違って、赤ちゃんだけとは限りません。
海外では一定年齢の子どもは家などで1人にはしてはいけない法律もあるので、もう大人に近い子どもの世話をすることもあります。
実は、家庭によっては報酬(小遣い)がもらえることもあります。家賃が無料になるのでお得に感じるオペアですが、残念ながら良いことばかりではありません。
そこで、今回は「【オーペアとは】家賃がいらない?海外で生活費を少なくする方法!」をご紹介します。
タップできる目次
オペア(オーペア)とは
オーペアは、仕事などで外出する親御さんに代わって子どもの世話をする代わりに家賃などが無料になる仕事のひとつ。
カナダやイギリス、ニュージーランドなどでは一般的ですが、エクスチェンジと呼ばれる家賃が給料がわりとなるので厳密には労働にあたるので注意が必要です。
オペア(オーペア)のメリット
オペアのメリットには色々ありますが、主に以下の5つ。
- 家賃や光熱費、食費などが無料
- 有給や小遣いをもらえる場合もある
- 英語環境なら英語力がつく
- 資格は不要なので誰でもできる
- 国によっては永住権までつなげられる
一番のメリットとして挙げられるのが、家賃が無料になること。家庭によっては光熱費や食費、お小遣いももらえることもあります。
世話をする子どもの家庭は現地の人が一般的ですが、現地に在住している日本人の家庭ということもあります。英語など言葉が心配なら、日本人の家庭を探すのも方法のひとつです。
カナダではオーペアが職業として認められており、条件をクリアすると労働ビザや永住権まで申請ができる可能性もあります。
年々、条件が厳しくなっていますが、もし永住まで考えているなら現地の制度をよく理解しておきましょう。
オペア(オーペア)のデメリット
オペアのデメリットにはも色々ありますが、主に以下の3つ。
- 自分の自由な時間がとられる
- 子どもの世話なので万が一のことが起こる
- ホストとのトラブルがある可能性も
- 労働とみなされず違法になることも
一番のデメリットとして挙げられるのが、意外と自分の自由な時間がないということ。そのため、事前にしっかりとホストとの話し合っておきましょう。
もし、ホストとトラブルとなった場合には最悪、家を出ないといけなくなる可能性もあるので、その辺りはリスクを考えておく必要がありますね。
オペア(オーペア)をする場合に気を付けたいこと
オペア(オーペア)をする場合には気を付けたいことがあります。
- 期間や仕事内容を文章に互いにサインをする
- 決められた仕事内容以外の用事を断る勇気をもつ
- トラブルがあったときの対応方法を考えておく
期間や仕事内容を文章に互いにサインをする
海外で期間や仕事内容を文章にしておくのは、一番大切なことです。なによりも契約が優先されることが多いのが海外の特徴です。
ホストと呼ばれる家庭も正式な仕事として採用している感覚はない場合が多いので、言った言わないを避けるためです。
ただでさえ、日本語ではないので話の行き違いなどもありえるので、しっかり文章を残しておくことが大切です。
その上、作成した文章にお互いにサインをしておくほうがいいでしょう。オペアに限らず、「海外では文章に残して証拠にしておく」が非常に大切です。
最初に文章を残してサインをすることを相手に伝えるべきです。意外とコレができていなくて、あとからトラブルになることがあります。
決められた仕事以外の用事を断る勇気をもつ
最初は簡単な子どもの世話だけだったのに車での送迎や家事の手伝いなどをさせられるということが起こります。
少しならいいやと思ってやっていると、ホストも悪気はなくてもつい仕事内容があいまいになってしまいがちです。
もし、最初に決められた仕事以外を頼まれたら断る勇気を持ちましょう。
部屋を無料で借りているので、やめさせられるのでは?と思ってしまうので断りずらいということがあります。
どうしても断りたいときは、他に部屋を探す時間を稼ぐために返答を遅らせるという手もあります。
トラブルがあったときの対応方法を考えておく
子どもの世話をするので何が起こるかわからないし、相性が悪いからという理由で急にオペアを辞めて欲しい、とか言われる可能性もあります。
そのときには国・地域によってトラブル時にアドバイスをくれる機関があるかを調べておきましょう。
例えば、ニュージーランドではCAB(Citizens Advice Bureau)という機関があり、NZ全国にある非営利の無料の公共相談所です。
こういった機関が滞在する国・地域にあれば事前に確認しておくことが大切です。
オペア(オーペア)の見つけ方
オペアは日本からも申し込みができ、オーペア留学であれば日本国内または現地の日系エージェントを通すと仲介料がかかりますがホストを紹介してくれます。
多少の英語力は必要ですが、それほど英語力を求められるわけでありません。
ただし、エージェントを通す場合は仲介料のほかにもホストと相性が合わない場合もあるので、希望どうりでなければ変更ができるか確認しておくことが大切です。
一番いいのは現地で直接、求人情報をみてオペア(オーペア)を申し込むこと。
現地在住の日本人の家庭が求人を出している場合もあります。
海外で家賃が無料になるオペア(オーペア)まとめ
今回のコラムでは、「【オーペアとは】家賃がいらない?海外で家賃が無料になる方法」をご紹介しました。
海外でオペア(オーペア)は国・地域よっては永住権まで取得できる仕事としてみなされていますが、逆に職業として認めらていない場合もあります。
企業ではなく一般的な家庭とのやり取りになってしまうので、仕事内容などがあいまいになってしまうことも。
ただ、子どもが好きで家賃が無料になるならということで人気がある仕事のひとつです。