31歳以上でも海外移住ができる方法を知りたい人向け。
海外移住をするために必要なのが、どのビザ(査証)が取得できるか。
ビザと言っても観光ビザや訪問者ビザでは現地で働くことができないので、どうしてもワークビザ(労働者ビザ)が必要になります。
30歳までであればワーキングホリデービザを取得できるので、渡航できる国・地域は限定されますが、海外で労働することができます。
では、ワーキングホリデーで使えない31歳以上でも取得できるワークビザはあるのでしょうか?
そこで、今回は「普通のサラリーマンが31歳以上で海外移住を目指す方法」をご紹介します。
タップできる目次
31歳未満ならワーキングホリデーを有効に使うべき
ニュージーランドに限らず、オーストラリアやカナダなどでは30才まではワーキングホリデーという制度があり、基本的に1年を働きながら海外生活ができる特権があります。
この特権は何がすごいかというと、「職場に縛られずに働くことができる」ところです。
一般的なワークビザは特定の職場からビザをサポートされているので、他の新しい仕事に移る場合は改めてサポートを受けなおす必要があります。
それが、ワーキングホリデービザであれば、職場は関係なく自由に働く場所を選べるという特殊なビザです。
ニュージーランドでは、海外移住を実現されている方のなかにはワーキングホリデーからワークビザにつなげて永住権を取得する流れが一番スムーズです。
そのため、31歳未満であればワーホリ対象の国・地域が限られますが、海外移住をするならワーホリビザ取得を検討するのがベストです。
では、31歳以上でワーホリが使えない場合はどのようにすればいいのでしょうか?
普通のサラリーマンが31才以上で海外移住する方法
ワーキングホリデーが使えない31歳以上でも取得できる方法は、以下の4つです。もちろん、国・地域によってビザの種類が異なりますが、今回はニュージーランドを例に取り上げて紹介します。
- 日本から現地国のジョブオファーを受ける
- 現地国の学校を卒業してワークビザを取得する
- ワークビザや永住権を持っているパートナーを見つける
- 起業ビザを取得する
日本から現地国のジョブオファーを受ける
もし、自分に手に技術や素晴らしい経験があれば日本から海外就職を目指すこともできたかもしれません。発展途中のアジア圏では、日本から応募できる仕事があったりします。海外就職のサイトなどがありますよね。
これが例えば、プログラマーなどのウェブ系などでの専門的な技術があれば、それをアピールすることでアジア圏以外でも仕事が見つかる可能性があります。そのためには日本でのスキルや経験がとても重要になっていきます。
手に職を持っていれば、現地国に下見をかねて渡航して仕事を応募しておくことも検討してみてもいいかもしれません。
現地国の学校を卒業してワークビザを取得する
現地国で働くことができるビザを取得する方法として一般的なのは、その国の学校を卒業してワークビザを取ることです。ニュージーランドの場合は、このワークビザはオープンワークと呼ばれ、基本的に1年間好きな仕事に就けるビザです。
オープンワークビザはどこでも働くことができますが、その卒業した学校のスキルにあった仕事を選んだ方が永住権が申請しやすくなるということはあります。
ただ、どの学校でもオープンワークが取得できるわけではなく、レベルなどによっても異なるので事前の確認が必要です。その場合は現地の留学センターなどで紹介してもらうのをおすすめします。
ワークビザや永住権を持っているパートナーを見つける
海外移住を実現されている方には、偶然、現地国でワークビザや永住権を持っているパートナーを見つけてパートナービザをサポートしてもらったケースは数多くあります。
ニュージーランドでは必ずサポートしてもらえるわけではありませんが、結婚していない場合でもサポートを受けることが可能です。
海外移住のためにワークビザや永住権を持っているパートナーを見つけるのは、かなりリスクがある方法で運任せが強いのでおすすめはしませんが、方法論としてはなくないという感じですね。
起業ビザを取得する
最後の方法は、自分でビジネスを立ち上げて起業ビザを取得する方法。起業ビザを取得するには条件がありますが、資金を持っている人が目指すビザです。
この起業ビザであれば年齢に関係なくビザを取得することができるので、中国人やアメリカ人など海外移住を希望する人に人気になっています。
【実体験】私が31才以上で海外移住ができた理由
では、私の場合はどのようにワークビザにつなげたかというと、パートナーと協力してワークビザを取得しました。
ただ、別にパートナーが外国人というわけではなく日本人です。まず最初にパートナーがニュージーランドに渡航してシェフの学校に1年間通いました。
その間は私は日本にて普通のサラリーマンをしていました。その後、パートナーが学校を卒業すると1年間有効のワークビザがもらえることができました。
その後、そのワークビザのパートナーとして、私が配偶者ビザ(パートナービザ)を取得して仕事を見つけて現在に至っています。
今ではパートナーはシェフを辞めて、私のワークビザのパートナーとしてビザをサポートしています。但し、この方法が使えるかどうかは国・地域よって異なります。
31歳以上で普通のサラリーマンが海外移住する方法まとめ
今回のコラムでは、「【実体験あり】31歳以上で普通のサラリーマンが海外移住する方法!ビザをどうする?」をご紹介しました。
30歳までならワーキングホリデーを有効に使うべきですが、既に31歳以上でワーホリが使えないなら別の方法を探すべきです。
海外移住を考えているなら労働ビザは必要になるので、どのようにして働けるビザを取得するかがとても重要です。
労働ビザを取得する方法は簡単ではないので、計画を立てて実現していくことが求められます。
海外就職や海外転職で日本から直接就職して労働ビザをサポートしてもらう方法以外なら、パートナーと協力するのも方法のひとつ。
さらに、1人で海外移住を目指しているなら、学生ビザから労働ビザにつなげるのが基本でしょう。